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次世代機のコントローラーってどうよ? そして本体の値段は?語り尽くせない「E3 2005」――締めくくりの座談会 その2(3/3 ページ)

今回は次世代機コントローラーの話、そして価格はズヴァリいくら? そして任天堂にはまだ隠し球があるって?? 禁断のトーク第2回目をお届けっ!

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任天堂にはもう一つ隠し球がある?

記者K 皆さんは次は何が来ると考えてます?

ライターA Revolutionは、今のゲームキューブとほぼ同じシェアじゃないかな。買う層は決まっているわけで、それ以上は行かないと思うんですよ。カンファレンスではネットワーク戦略を語ってましたけど、昔のソフトを遊べるとしか言ってないわけで、それに魅力を感じない。

ライターB 今回思ったんですけど、任天堂はもう1個隠してると思うんですよ。でっかい隠し球を。たとえば昨年のニンテンドーDS発表だと「タッチスクリーン」だった訳ですけど、タッチスクリーンも最初は「ええ?」って思ったけど、実際に遊んでみると、あからさまに違うゲームが体験できているわけで。

 これまで、ゲームボーイアドバンスとゲームキューブのコネクティビティ構想を紹介してきたように、ニンテンドーDSとRevolutionは同時期に、次世代のコネクティビティを考えて作られているはずなので、それに関連するネタがあるはずなんですよ。そのネタが出るのがいつになるのかな、と。それが発表されると情勢が変わってくるはずなので。

 そのための布石として、インターネットにニンテンドーDSもRevolutionもつながるよ、と見せているだけで、そこから先に、任天堂の仕掛けがもう一歩あると思うわけです。

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任天堂カンファレンスで紹介された、GameSpyを利用したネットワーク構想

ライターA ただ、アメリカだとブロードバンド回線って言っても、一般家庭の回線も細いし、日本ほど帯域が広いわけじゃない。だから任天堂が考えていたり、Microsoftが考えているネットワーク構想って本当にうまくいくんだろうか、と思うところもあります。

ライターB 確かに、プレイステーション 2とXboxでも、ネットワーク構想を発表したわりには、現状ではそれほどうまく活用できていない、ということがありますよね。

 次世代機では、無線LANという手段もありますけど、海外だと無線LANからネットワークが広がっていく感じになるんですかね。

ライターA いや、有線だろうが無線だろうが、接続された先にある、回線の太さが問題なわけですよ。ピア・ツー・ピアで接続するなら問題はないだろうけど、インターネット回線となると……。

 たとえば、「Intel Developer Forum」のために、日本に来たIntelの人たちと話をすると、日本は回線状況がいい、と言う。「わたしたちの環境では512Kbpsしか出ない」と言ってるような状態のようで。速くても1Mbps出るか出ないかという環境がほとんどでしょう。アメリカは。

ライターB アジアは速いですよね。韓国も含めて。日韓が競い合ったおかげで回線速度が上がっていったんでしょうけど、それはいいことでした。

ライターA だから、ソニーや任天堂、Microsoftがネットワーク構想をいろいろと出してきても、それがアメリカで実現できるのかは微妙な気がするんですよ。ヨーロッパもそうだけど。

記者I 取材中に泊まったホテルも、「Hi-Speed Internet」なんて言いながら、100Kbps出るか出ないかでしたよ……。重いときにはISDNより遅かったですし。1.5Mbps程度のマスター回線が1本引かれているだけで、それをホテル中で共有してるのかと思うほどでした。

記者K そう考えると、ネットワーク構想も先行き不透明ですよね。


 任天堂にもう1つの隠し球、って本当にそれはあるんでしょうか。さて次回は「マルチプラットフォーム化が進んで、どのハードでも好きなゲームが遊べるってほんと?」から始まる座談会第3回目だ!

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