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ユーザーからの意見を元に進化していくのが「RF online」インタビュー(1/2 ページ)

7月5日からクローズドβテストが開始される「RF online」。ゲームの概要や運営方法について、セガの染谷光廣氏と岩原景士氏に話を聞いた。ITmedia Gamesのクローズドβテスター募集もいよいよ明日28日締め切り!

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 6月21日に発表された「RF online」(関連記事参照)。クローズドβテストも目前に迫る中、ユーザーからの期待も高まっているという。今回はRF onlineの概要について、セガ ネットワーク戦略事業部オンラインマーケティング部・総合プロデューサー 染谷光廣氏と、セガ ネットワーク戦略事業部オンラインマーケティング部・オペレーティングプロデューサー 岩原景士氏に話を聞いた。

 なお、ITmedia Gamesとして、150名のクローズドβテスター枠を頂いている。応募締め切りは明日6月28日午後2時。ふるって応募してほしい

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セガ ネットワーク戦略事業部オンラインマーケティング部・総合プロデューサー 染谷光廣氏(左) セガ ネットワーク戦略事業部オンラインマーケティング部・オペレーティングプロデューサー 岩原景士氏(右)

――なぜ韓国のオンラインゲームをサービスすることになったのですか?

染谷 セガとしてオンラインゲームに力を入れようということになって、ネットワーク事業部を立ち上げたのが2004年の5月でした。

 その前には戦略事業室という形で存在はしていたのですが、中国でオンラインゲームをサービスする、ということとか、「SEGA link」の立ち上げですとか、「ダービーオーナーズクラブ オンライン」や、前から運営している「ファンタシースターオンライン」などのプロジェクトがある中で、このほかにもいろいろな可能性にチャレンジしたいと言うことがありました。

 セガはゲームを作っている会社とだけ見られがちですが、ほかにも店舗の運営もしていますし、ユーザーにゲームを楽しんでいただくには、作ったゲームをお渡しして終わり、というのでなく、サービスが重要になってきます。

 そこで、自社の作品でないゲームをサービスして、ちゃんとビジネスが成り立つと言うことと、担当したサービスをしっかりと実現できる、という点にチャレンジする必要があったわけです。そこで、社内開発でないものも手がけてみたい、という発想があったわけです。

 ただし、自社開発ではないといっても、多くのゲームを運営することはできません。オンラインゲームをサービスすることは大変だ、ということは、過去の資産から知っています。それに、RF onlineの場合は、運営スタッフは最近のMMORPGの経験者ばかりですが、そのスタッフも運営の大変さは理解しています。

 このような理由から、数多くのゲームの中から“これだ!”というタイトルに絞る必要がありました。「RF online」は異彩を放っていましたし、注目度が高く、なおかつセガのカラーに合ったタイトルだという認識を持ちました。そこで、RF onlineを提供することを決定したわけです。

――現在何名くらいのスタッフで運営されているのですか?

染谷 具体的な数字は公表できませんが、現在は内部テストだけの段階なので、それほど大人数で運営しているわけではありません。しかし、今後クローズドβテスト、オープンβテストと進んで行くに従って、スタッフの数も増えていくことになるでしょう。

――今後サービスが広がっていくと、GMの方の役割も重要になってきますね

染谷 これはわたしが常々考えていることなんですが、「GM」というくくりはよくないと思っています。GMの職種って、きちんと定義されてはいないんですよ。メールサポートや、ユーザーからの電話を受ける人だと思っている場合もあれば、開発寄りのことを考えている場合もあるし、さまざまです。

 どの運営会社でも「GMの仕事は大変だ」と聞きますが、それは当たり前で、求められる業務範囲が広すぎると思います。それを細分化して、きちんとしたシステムを作っていく必要があるでしょう。ゲーム自体を監視する人と、システムのことを考えてゲームバランスを決めていく人が一緒でいいのか、という思いがあります。

 セガが考えている“GM”は、どのようにゲームを運営していくことが大事なのか、またGMとはどのようなものであるべきなのかを考えることが重要ですね。ゲームバランスをみたり、ローカライズをするといった仕事はGMの役割ではありません。イベントをどう仕掛けるのか、運営ポリシーをどうするのかといったことが大事になります。自分の持っているワールドに対して責任を持つのがGMです。

――ユーザーの獲得目標は何人くらいですか?

染谷 正式サービスに入ったら、10万人のユーザー獲得を目指したいですね。マーケットをみてみると、30〜50万人のユーザーを持つタイトルが数タイトルあるほかは、10万人規模のもの、数万人規模のものとさまざまです。まず最初のステップとしては、10万人ですね。

 同時接続者数は、ゲームによっても異なりますが、ユーザーの10〜15%くらいでしょうか。ただし、RF onlineの特徴として「掘削作業」があります。このためもしかしたら、同時接続者数はもっと多くなるかもしれません。

――今はアイテム課金を採用するゲームも多いのですが、なぜ月額課金を採用されたのですか?

染谷 公平に、長くMMORPGを楽しもうとすると、アイテム課金は向かないと思います。MMORPGのおもしろいところは、どのような人でも環境さえそろっていれば、すべての人が公平だ、というところにあると思っています。ゲームの中に長くいた人が勝ち、というようなこともありますよね。その公平感は大事だと思います。

「貢献度」ランクのトップが種族の長に

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