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ユーザーからの意見を元に進化していくのが「RF online」インタビュー(2/2 ページ)

7月5日からクローズドβテストが開始される「RF online」。ゲームの概要や運営方法について、セガの染谷光廣氏と岩原景士氏に話を聞いた。ITmedia Gamesのクローズドβテスター募集もいよいよ明日28日締め切り!

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「貢献度」ランクのトップが種族の長に

――RF onlineの特徴について教えていただけますか

染谷 基本的には、「ホーリーストーンキーパー」を制御する「制御権」をどの陣営が持つか、ということが大事になります。「ヘッドクオーター」と呼ばれる一番最初の町は、ほかの陣営は入ってこれませんが、転送装置でほかの町に行くと、モンスターと戦うことになりますし、他種族との争いが始まるかもしれません。常に戦い、というところがおもしろい点です。

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岩原 陣取り合戦だと思っていただくと分かりやすいかもしれません。いろいろな陣営で1つの陣地(鉱山)をめぐって戦いあっているわけです。

染谷 現在では1つの惑星の1つの地域だけになっていますが、今後は地域も増えますし、将来の構想では、訪ねることができる惑星も増えていくことになります。

岩原 現在はβテストを準備している段階ですので、安定性やゲームがちゃんと運営できることが重要だと考えていますが、正式サービス後は、ローカライズの点で、韓国のCCRとも話をしていきたいと考えています。ゲームバランスや、日本の事情にあわせてアトラクションを入れてほしいとか、要望を出していきたいですね。

染谷 通常のMMORPGでは、いろいろな種族が合わさって1つのチームを構成しますが、RF onlineでは、同じ種族での構成になります。たとえば、同じサーバに5000人入っているとすると、3種類の種族がいるわけで、1つの種族あたり1500〜1600人。この人たち同士が戦いあうわけですから、かなり壮絶なことになると思いますよ(笑)。

 もちろん、戦争に参加しないユーザーもいるでしょう。ただし、敵を倒すと「貢献度」というパラメーターが上昇します。それによるランキングがあって、そのトップの人が種族の“長”になります。

岩原 単にギルドの大きさで決まるわけではありません。また、種族のトップになると他種族と話ができるようになります。ベラードとコラが結託してアクレシアに戦いを挑む、ということもあるかもしれませんね。そのあたりの遊び方はユーザー次第です。

染谷 わたしは、日本のサーバの中には、戦争をしないサーバが出てきそうな気がするんですよ。談合して鉱山の権利を回しあって、みたいな(笑)。それはそれで1つの遊び方ですから、おもしろいと思いますよ。そんなサーバが出てきたら楽しいなと思っています。

――では最後に、読者にメッセージをお願いします。

岩原 この記事を読んでいる読者の方には、MMORPGを楽しんでいる方が多いと思います。そういった方々にこそ是非RF onlineをプレイしていただきたいですね。でも、こうしたらいいとか、ああしたらいいとか、いろいろ文句はあると思うんですよ。それをどんどん言っていただきたいです。それを参考にして、おもしろいゲームを作っていきたいと考えています。

染谷 オンラインゲームは普通のゲームと違って、これから進化をしていかなければならないんです。今はまだ箱庭ですが、そこにユーザーが入ってくると、どうなるか分からないですし。もちろんある程度の想定はしていますが、その通りに動かないのがMMORPGのおもしろさです。その時に運営者側と、ユーザー側の思いを同じにする、ということは大事だと思います。

 ですので、意見はどんどん頂きたいですし、遊んでいただくのはもちろんですが、「ゲームを一緒に育てているんだ」と考えていただけるとうれしいですね。長く遊んでいただきたいと思っていますので、ちょっとでいいので、力を貸してもらえるとありがたいです。

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