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ガンダムにおける「戦争」、「進化」そして「生命」――「GUNDAM―来たるべき未来のために―」開催(1/3 ページ)

大阪のサントリーミュージアム[天保山]で7月15日から開催される展覧会「GUNDAM―来たるべき未来のために―」。このオープニングセレモニーが7月14日に行われた。テープカットには原作者である富野由悠季氏も来場した。

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 「GUNDAM―来たるべき未来のために―」(以下、ガンダム展)は、東谷隆司氏をエキシビション・キュレーターとして迎えた美術展。“ファーストガンダム”と呼ばれる「機動戦士ガンダム」をモチーフとして作られた、さまざまなアーティストによる作品を集めて展示している。

 7月14日に行われたオープニングセレモニーには、機動戦士ガンダムの原作・総監督である富野由悠季氏も登場。富野氏は「ガンダムが登場してから四半世紀を過ぎて、ようやくこういう場所に出してもらえることはうれしい」と語った。

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あいさつをする富野由悠季氏
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テープカットには富野氏のほか、バンダイの上野和典代表取締役社長(中央)、サンライズの吉井孝幸代表取締役(右)も

 ガンダム展のテーマは「戦争」、「進化」、「生命」。展示は2フロアに分かれており、機動戦士ガンダムのラストシーンで、アムロがア・バオア・クーから脱出したコアファイターから始まる。そしてそこから逆に1年戦争を振り返り、最後は生命について考える、という流れになっている。

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なんと実物大の「コアファイター 1/1SCALE」。展示は宇宙空間を模しているため非常に暗い。このため写真に撮る場合どうしてもフラッシュをたかないと撮影できないので、一緒に展示されている「Breathe upon the Universe」とあいまった宇宙の浮遊感が伝わらなくて残念。是非足を運んでほしい展示の1つだ
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計器類は静止画でなくちゃんと動作している
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西尾康之氏の「crash セイラ・マス」。10メートル近い巨像。左側にいる人と比較してほしい。腹部にコクピットがある
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会田誠氏の「ザク(戦争画RETURNS番外編)」。量産型ザクによる戦争を描く作品。圧倒的じゃないか
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小谷元彦氏による作品「胸いっぱいの愛を」。弥勒菩薩をイメージしたという連邦軍女性を中心とした死屍累々。この向かい側にはどくろを積み上げた作品が展示してある。女性(卵子)に向かって男(精子)は集まっていくが、“生”を象徴する女性すら死を免れないということをイメージしているとか
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戦争テーマの最後は、横山豊蘭氏のア・バオア・クーを模した書「『最終防衛ライン』ア・バオア・クー」(写真左は横山氏)。絵のように見えるが、「千字文」で書かれており、4文字ずつ韻を踏んでいて、なおかつ1つ1つ違う文字で1000文字書かれている
コアファイター 1/1SCALE、Breathe upon the Universe:(C)創通エージェンシー・サンライズ
(C)2005 Ikunishi Yasunori×Kakegawa Yasunori×kuknacke×shu×m.magic Kobayashi×Nagato Tetsuya
ザク(戦争画RETURNS番外編):(c)創通エージェンシー・サンライズ
(c)2005 Aida Makoto
crash セイラ・マス:(c)創通エージェンシー・サンライズ
(c)2005 Nishio Yasuyuki
胸いっぱいの愛を:(c)創通エージェンシー・サンライズ
(c)2005 Odani Motohiko
「最終防衛ライン」ア・バオア・クー:(c)創通エージェンシー・サンライズ
(c)2005 Houran Yokoyama
(c)創通エージェンシー・サンライズ

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