おもちゃ業界も“脳活性化”ブーム?――「東京おもちゃショー2005」開催(1/3 ページ)
業界関係者を招いての、日本玩具協会主催による「東京おもちゃショー2005」が、東京ビックサイトにて開催された。カードやフィギュア、体感ゲームや脳活性化商品まで、多岐にわたるおもちゃを注目メーカーブースごとに紹介する。
日本玩具協会主催による「東京おもちゃショー2005」が、東京ビックサイトにて開催された。おもちゃショーは2005年の秋冬商戦を占う見本市で、流通をはじめとした業界関係者のみを招待して行われるイベント。
今回は注目メーカーブースの様子と、個人的に興味をひかれたおもちゃを中心に紹介しようと思う。これから発売される商品はもちろん、中にはすでに発売中のものもあるので、しっかりとチェックしてもらいたい。
バンダイ
「機動戦士ガンダムSEED」関連のグッズを中心に、「仮面ライダー響鬼」、「魔法戦隊マジレンジャー」といったヒーローものから、「創聖のアクエリオン」や「交響詩篇 エウレカセブン」などのゲームにも縁の深いものまで幅広く出展していた。
中でも注目したいのが、2005年11月下旬に発売を予定している「ドラゴンボールZ バトル体感かめはめ波〜おめぇとフュージョン〜」だ。これは“体感”という言葉が示す通り、自分が動いてゲームを進めていくタイプのコンテンツで、「孫悟空」となってかめはめ波や元気玉を操り敵を倒していくというもの。
誰もが一度は出せるはずと挑戦したであろう(思いこみ)“か〜め〜は〜め〜はぁー!”を現実のものとしてくれる魅力的なアイテムだ。
他にも、近年コンシューマゲームでも注目されている“脳活性”に役立ちそうなゲームとして瞬間決着ゲーム「Simpei(シンペイ)」が出展されていた。
「シンペイ」は2人用のゲームで、ゲーム盤が上の世界と下の世界という2つに分かれているのが特徴だ。プレーヤーは、コマを交互に置いていき、どちらかの世界で3個1列に並べたら勝ちというルールで、相手のコマをはさむと、そのコマをほかのマスに飛ばすことができる。
また、盤面には最大で4つまでしか置けないというルールが採用されているので、一瞬の判断が勝敗を分ける、まさに“瞬間決着”ゲームとなっている。なお、こちらは2005年7月23日発売予定で、価格は2625円(税込)。
コナミ
「メルヘヴン」や「極上生徒会」、さらには「ランブルローズ」といったコンシューマゲームとして発売されているコンテンツを中心に、「テニスの王子様」や「遊戯王」、さらには2005年6月に発売されたばかりの「アイシールド21」のトレーディングカードなどが出展されていた。
また、コナミブースの特徴としてはフィギュアが多いことも挙げられる。こちらには即日完売となるなど人気の高い「魔法先生ネギま!」や、ゲームのユーザーからも要望が高かったという「ランブルローズ」の12センチメートルフィギュア。
劇場公開されている、コナミ発のヒーロードラマ「スペクター」のフィギュアとマスクや、実車を細部にわたり精巧に再現した「絶版名車コレクション」シリーズなどが展示されていた。
ほかにも、コナミ体感ゲームシリーズの最新作として「マリンバ天国」や「絶体絶命でんぢゃらずじーさん パーティーじゃっ!全員集合!!」などが出展。
「マリンバ天国」は子ども向けの音ゲーといった感じで、かわいくてポップな全8キャラクターが、プレイに応じて踊ってくれる。楽器には店頭で遊びやすい「マリンバ」をモチーフとしたものが用意されており、曲も「森のくまさん」から「マツケンサンバII」まで、多岐にわたる全20曲が用意されている。なお、こちらは2005年9月15日発売予定で、価格は7329円(税込)。
一方の「絶体絶命でんぢゃらずじーさん パーティーじゃっ!全員集合!!」は、すでに発売されている「絶体絶命でんぢゃらずじーさん ミニゲームで対決じゃっ!」の続編として制作された体験ゲーム。「ミニゲームで対決じゃっ!」は手で、「パーティーじゃっ!全員集合!!」は足でプレイするという違いがある。
ゲーム自体は、「反射神経」、「スタミナ」、「スピード」など、あらゆる能力を必要とする全23種類が用意されており、テレビ東京「おはスタ」や月刊コロコロコミックなどでメディアミックス展開されていることから、店頭も含めての連動企画(パスワードを探すというもの)も用意されているとのことだ。こちらは2005年11月17日発売予定で、価格は7329円(税込)。
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