オンラインゲームにダークシュナイダーが降臨――「BASTARD!! ONLINE」など新作3本が披露された「テクモ新機軸戦略発表会」(3/3 ページ)
テクモの新機軸戦略発表会が、都内にて開催された。新機軸の中心を担うであろう、テクモ初のPCオンラインゲーム「BASTARD!! ONLINE」の制作決定が発表されたほか、同社の人気シリーズ「モンスターファーム」の最新作2本が公開された。
萩原一至氏も登場した「BASTARD!! ONLINE」制作発表
第1部「モンスターファーム」のステージが終了した後、すぐに第2部「BASTARD!! ONLINE」制作決定のステージがスタートした。
「BASTARD!! ONLINE」は先にも述べたように、テクモとしては初となる、PC用オンラインゲームとして制作が進められている、萩原一至氏の人気コミック「バスタード!!−暗黒の破壊神−」を原作としたタイトル。
原作「バスタード!!−暗黒の破壊神−」は、主人公であるダークシュナイダーを筆頭に、カルやネイ、ガラやヨーコといった個性的なキャラクターと、萩原氏の圧倒的な画力で描かれる世界観、物語などが魅力のファンタジーアクションコミックとなっている。
なお、本作の開発方針に関して、テクモの安田氏は「コミック、アニメ、ゲームをシンジケートした、新しい時代を先取りする、戦略的なオンラインゲームを目指します」と語っている。
具体的には、軍団システム(ネイやガラなど自分の好きなキャラクターに属し、軍団のマスターを目指すというもの)の採用により、原作と同じ時間軸で、パワレルワールドを堪能できる点や、アニメーションのエッセンスを活かし、存在感たっぷりのキャラクターを表現していく点などが挙げられた。なお、本作の今後の予定としては、βテストを1年以内に行う予定で開発を進めているとのことだ。
ちなみに、原作者である萩原氏も応援に駆けつけている。萩原氏はまず「ちょっとした縁があって始まった話ですが、ゲームを作るという発表までこぎつけまして、僕自身も少し驚いています」とコメント。
また、本作の開発を進めていくうえでテクモに期待することは? との質問には、「美麗なグラフィックで、ゲーム内でもめでることができるポリゴンを作っていただき、みんなで楽しく遊べるゲームを」と答えていた。
なお、「BASTARD!! ONLINE」は電子マネー課金決済を採用する予定だ。これに伴い、NTTカードソリューションと、プロモーションタイアップを中心としたパートナーシップを結んだことが発表された。
ほかにも、「BASTARD!! ONLINE」公式サイトでは、ゲームでの要望などを選択方式で募るアンケートが開始されている。こちらは開発・運営にも反映させていく予定とのことなので、自らが思い描く「バスタード!!」への熱き思いを、ぜひとも開発陣にぶつけてもらえればと思う。
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