PSPシステムソフトウェア バージョン2.00の新機能を試す:ついにPSPでネットアクセスが可能に(1/3 ページ)
7月27日に登場した、PSPの最新ファームウェア「システムソフトウェア バージョン2.00」。このバージョンでついにPSPにブラウザ機能が追加された。また、それ以外にも、動画機能や音楽機能などが機能アップし、さらに使いやすく進化した。
ブラウザ機能はかなり本格的
7月27日より提供が開始されたPSPの最新ファームウェアである「システムソフトウェア バージョン2.00」(関連記事参照)。もうアップデートされた方も多いかと思うが、まずは目玉であるブラウザ機能を見ていくことにしよう。
新たに搭載されたブラウザ機能は、思っていた以上に本格的なものだ。単純に“ホームページが閲覧できるだけ”といったものではない。ブックマークの保存、文字サイズの変更、表示文字コードの変更、アクセスしたページのURL履歴の表示、Java Scriptのサポート、プロキシサーバーの設定など、一般的なWebブラウザと比較しても遜色のない機能が用意されている。
HTMLのバージョンは4.01をサポート。実際にいろいろなページにアクセスしてみたが、試してみた範囲内では、表示が崩れるといったこともなく、全く問題なく閲覧可能であった。
操作方法だが、○ボタンが決定、方向キーがフォーカスの移動、アナログパッドがカーソルの移動、Rキーが進む、Lキーが戻る、にそれぞれ対応。また、□ボタンを押しながら方向キーまたはアナログパッドを操作によってページのスクロールが可能となっている。
△ボタンを押すと、画面上部にページのタイトルとURL、画面下部にメニューバーが表示される。メニューバーには、進むや戻る、更新、ホームに移動、ブックマークの登録や表示、履歴の表示といったブラウザ操作に関する機能に加え、各種設定機能が用意されている。ブラウザ操作関連機能で主に利用するのは、ブックマークと履歴機能だろう。
ブックマークには、「マイブックマーク」と「PSP」という項目が用意されており、PSPを選択するとPSPのホームページにジャンプする。そして、ユーザーが登録したページは「マイブックマーク」内に一覧表示され、そこから目的のページにジャンプできる。
ちなみに、マイブックマーク内はフォルダを作って管理することはできず、登録したページはマイブックマーク内にそのまま一覧表示されることになる。登録されているブックマークデータはアルファベット→日本語の順に自動的にソートされて表示される。
メニューバーを表示させた状態で方向キーの↑を押しURL表示部分にフォーカスを合わせ○ボタンを押すと、URLの編集画面に切り替わり、URL入力が可能となる(メニューバーのファイルメニューから「アドレス入力」を選択しても入力可能)。
URL入力は、いわゆる携帯電話方式。キーボードを使う場合と比較すると、どうしても入力は面倒に感じるが、「http://www.」や「.com」「.jp/」など、URL表記でよく使われるフレーズがあらかじめ登録されているため、URL入力自体はそこそこ軽快に行える。
もちろん、画像などのファイルのダウンロードも可能だ。ダウンロードしたファイルはメモリースティック Duo/PRO Duo内に保存される。
ページ表示は3パターンから選択可能
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.