戦国の猛者たちがドラマCDでも大活躍!! 「戦国BASARA」収録現場にお邪魔しました(2/2 ページ)
大人気PS2ソフト「戦国BASARA」のドラマCDの発売が早くも決定した。その内容とともに、アフレコ終了後の声優さんたちのコメントを交えて紹介していく。
さてゲーム版での真田幸村は、“お館さまこそ天下を治めるにふさわしい”と信じ、武田信玄に対して全幅の信頼を寄せていた。ドラマCDでもその主従関係は健在らしく、出演者の方々に「本作の聞き所」をたずねてみると、口をそろえて「幸村と信玄の掛け合い」と答えるほどインパクトの強いものだったようだ。
保志 ゲームをプレイしていただいた方にはお約束だと思うんですけど、このドラマCDでも幸村とお館さまの掛け合いは聞き所です。
子安 「お館さま〜!」「幸村〜!」「お館さま〜!」「幸村〜!」っていう掛け合い。聞き所はこれにつきます(笑)。
玄田 ゲームでは信玄と幸村が殴り合っている最中に掛け合いが行われるんですけど、ドラマCDだと音でしか聞こえないので何をしているのか不鮮明なんですよね。何をしているのか想像を膨らましながら聞いていただければ、また楽しみが増えるのではないかと思いますが。
中井 基本的に伊達政宗は単独行動ということもあって、あの掛け合いのシーンはすごく羨ましかったですよ。
出演者の方々の言葉だけを聞くと、師弟愛溢れるようにも、また微妙に怪しげな関係であることも想像ができる。はたしてどんなシーンが出来上がっているのか気になるばかりだ。
ゲームオリジナルのキャラであり本作唯一の女性キャラでもあるかすがと、猿飛佐助についても物語は描かれているようだ。
子安 ゲームでは描かれていなかった佐助とかすがのエピソードが外伝的に触れられているんですよ。ゲームとリンクしていることによって、「こんなことがあったから、あーなったのか」と納得させられる。ドラマCDを聞いて、それらのエピソードを踏まえてゲームをやっていただければ、また違った面白みが感じられるのではないでしょうか。
桑谷 ゲームでの出会いのシーンでは、佐助がかすがに「よ、調子どう?」なんて声をかけてくるんですよね。なんてなれなれしいんだろうなんて思っていたんですけれど、その謎がこのドラマCDで解明されました。
本作の登場人物には有名な武将が多く、それぞれの武将に対して書籍やドラマなどである程度イメージを持っている人も多いことと思う。出演者たちは、そんな武将を言葉だけで演じるということに、不安はなかったのだろうか。
保志 言葉遣いなどにはやはり気を使いましたね。ただ、あまり意識はせずに、自分なりの真田幸村を演じられればいいかなと思って演じました。
中井 英語を喋るということもあってか、歴史に登場した政宗を演じるという意識はありませんでした。自分なりのキャラクターを演じられればいいかなと。ただ、戦場を描くということで、叫ぶシーンが多くいので、台本を読んだときには“これは喉が鮮血で染まるかな”という不安はありました。無事に演じきれてよかったです。
玄田 本作での信玄は、わりとみなさんが抱くイメージに近いキャラクターの描かれ方をしているのではないかと思います。ただ、あまり意識はせずに真剣に演じていれば、自分なりの魅力を出せるのではないかと思って演じていました。
子安 おそらく猿飛佐助といえば、小柄で本当に猿っぽい忍者を想像されるのではないかと思うのですが、本作では少し違う感じで表現されています。少しキザな兄ちゃんみたいな感じなんですけど、どちらかと言えば僕自身もそんな感じなので、苦労はしなかったですね。
桑谷 かすがは完全なゲームオリジナルキャラなので、特に意識はなかったです。ただ、戦国時代で戦っているというイメージで、技の名前をカッコよく言うのには苦労しました。
「戦国BASARA」が持つ熱き魂と、演者たちの情熱が凝縮されたこのドラマCD。出演者たちのコメントからも聞き所満載であることは間違いなし。「戦国BASARA」のファンはもちろん、出演者たちのコメントを見て興味が出たという方も1度聞いてみてはいかがだろうか。最後に、ファンの方々へ向けた保志さんのメッセージをお伝えしよう。
保志 全体が聞き所となりえる、とても面白いドラマCDができたと思います。出演者一同とても楽しんで演じることができましたし、声を枯らしてがんばりました。スタジオのテンションや熱さがしっかりと乗った作品になっていると思います。ぜひ聞いてほしいと思いますので、よろしくお願いします。
- 「戦国BASARA 〜宿命! 川中島の合戦〜 ドラマCD
- 価格:3150円(税込)
- 発売日:2005年9月21日
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.