今度はサスペンス調の物語!? 「Memories off♯5 とぎれたフィルム」声優インタビュー(1/2 ページ)
切ない恋の物語を描いて好評を博している人気恋愛AVG「Memories Off」シリーズ。その最新作「Memories off♯5 とぎれたフィルム」の音声収録が都内某所で行われた。ヒロインを演じる野川さくらさん、井ノ上奈々さん、桑谷夏子さんの3人にゲームの見どころなどを直撃取材してみた。
新しい試みが盛り込まれた「Memories off♯5」はこんなゲーム
映画を作るという夢を目指して、大学の映画サークル「CUM研」に所属している主人公・河合春人。彼は1年前、同じ夢を目指すライバルであり親友でもあった日名雄介を事故で失ってから、映画作りの夢をあきらめかけていた。そんなある日、春人の前に仙堂麻尋という女性が現れ、「一緒に映画を作ろう」と誘ってくる。ところが、春人の後輩で雄介の妹でもある日名あすかが「麻尋が兄を殺した」と言いだして……。
人気恋愛AVGシリーズ「Memories Off」の最新作がPS2に登場する。プレイヤーは主人公の河合春人となり、5人のヒロインたちと親睦を深めていくことになる。本作ではシリーズで初めて、主人公以外の視点で物語が展開するパートが盛り込まれ、その際には主人公にもボイスが入る(声/森久保祥太郎)など、過去の作品とは一味違う試みが盛り込まれている。
また、シリーズ共通となっている千羽谷という地域を舞台にするなど、過去の作品と同じ世界観を共有している。前作「Memories Off〜それから〜」と同一の時間軸の中で物語が進行するというが、前作に登場するキャラクターが本作の物語にどう絡んでくるかも気になるところだ。
野川さくらさん、井ノ上奈々さん、桑谷夏子さんの3者インタビュー
―― みなさんが演じるキャラクターの特徴や印象を教えてください。
野川 本作は大学が舞台ということで、キャラクターも大学生が多い中、私が演じるあすかちゃんは17歳の高校3年生なんです。あすかちゃんはあることをきっかけに主人公を好きになるのですが、5人のヒロインのなかで1番ラブラブな猛烈アタックをしかけていく積極的な女の子ですね。好きなものは格闘ゲームとホットナタデココ。特にホットナタデココというのは面白いなあと思いました。細かな設定にまで制作スタッフさんのこだわりが反映されているんです。ゲーム中に、あすかちゃんがホットナタデココの差し入れをされて元気になっちゃうカワイイシーンもあります。ぜひチェックしていただきたいです。
井ノ上 私の演じる麻尋ちゃんは一見ボーイッシュなんですけど、じつはすごい泣き虫だったり、恋愛に関することになると途端に純情になっちゃったりと、カワイイところがいっぱいある子です。非常に忘れ物が多くて、私が覚えているだけでも5、6回はしてたでしょうか(笑)。そんなドジっ子的な部分や、弱点もあったりして、「強がっていても、やっぱり女の子なんだなあ」って感じることが多々ありました。
桑谷 香月ちゃんはずっと男口調で喋るんです。資料を読んでいたら、奈々ちゃんの演じる麻尋ちゃんも気が強いということで、ちょっと似てしまうのかなと一瞬悩みました。そのあたりの演じわけをどうしたらいいのかとスタッフに聞いてみたら「桑谷さんには色っぽいお芝居をお願いしたいです」と言われて、ちょっと動揺してしまいました(笑)。あんなに男口調で喋るのに色っぽいんだ、と。いろいろ悩んだりもしたのですが、最終的にどんな感じのキャラに仕上がるのか、今から楽しみにしています。
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