今さらと手を出さないのは損――「真・三國無双4 猛将伝」(3/3 ページ)
「真・三國無双」のアペンドディスクとも言える内容として出ている猛将伝ディスクを、無双シリーズを始めて体験する立場としてプレイしてみた。テレビCMや評判では知っているものの、今ひとつ手が出なかったという人の参考になれば幸いだ。
HDDがあれば、驚くほどに快適になるチャレンジモード
前作にもあった「チャレンジモード」には、新たに“急襲”と“堅守”の2つが加わった。急襲は、制限時間3分以内に敵や破壊物を撃破して、どれだけポイントを稼げるのかを競う。時間が短いこともあり、ちょっとした気分転換にプレイするには最適だった。それでも、一度始めてしまうと“あーでもない、こーでもない”と、ポーズをかけて効率の良いルートを探し出したりするので、すぐには終わらないのだが。また、1プレイが短いので、つい何度も遊んでしまうのだ。
堅守は、2つある門めがけて突撃してくる敵を、どれだけの時間排除できるかを競う。門が1つなら簡単なことこの上ないのだが、2つあるためにあっちこっちに移動して、敵を倒すことになる。100人に門を突破されると終わりとなるが、途中に出現する武将は弱いので、それほど神経質にならなくてもいいのが救いどころ。ただし、実際にプレイしてみると5分を超えるのがやっとで、10分なんてとてももたない。攻撃力がめっぽう強いキャラでチャレンジすればいいのかもしれないが、そういう武将は今ひとつ使いづらく、どうしても手数の多くて素早いキャラばかりで試してしまう。それが、記録が伸び悩んでいる原因のような気がする。
ただし困ったことに、これら一連のモードは失敗したらL1+L2+R1+R2+SELECT+STARTでリセットをかけることが多いのだが、ロード時間が長くてイライラしてしまった。これが半分以下ぐらいになれば、体感的にも全然違うのに……。そう思っていたら、実はHDDに対応していることが判明し、早速インストールしてプレイしてみた。すると、信じられないほど全体的な読み込みスピードが速くなったのだ! 今売られている新型PS2ではHDDを接続できないが、古いPS2を持っている人なら、是非ともHDDを購入して遊ぶことを勧めたい。体験速度がこれだけ違うと、ゲームに対する印象もがらりと変わるもの。他のモードでも、戦闘開始を選んでから実際に始まるまでの時間が、約1/3へと激減した。こんな地味なところにまで気配りが行き届いているとは、改めて無双シリーズのユーザーフレンドリーさに感心させられた。
絶対にハマるので、時間の守れる人だけにお勧め
今回、原稿を書くために相当な時間をプレイしたが、それでもまだ全然遊び足りないほど、盛りだくさんの内容が詰まっている。それでいて、5000円でお釣りが来るというのだから、非常にリーズナブルと言えるだろう。もちろん、前作から順に遊ぶのもありだが、お試しのつもりで本作を購入し、遊んでみるのはいかがだろうか。堪能した後に本編を購入しても、本作で鍛えたオリジナルキャラで遊ぶことも出来るため、絶対に損はしないだろうし。ただし、実際にプレイしてみて、本編どころかシリーズ全部が欲しくなるぐらいハマっても、一切の責任は負えません。
とにかくおもしろすぎるので、絶対に時間を厳守して遊べる人じゃないと、もの凄くヤバいソフトであることは確か。そうじゃない人は、翌日まで遊んでしまっても平気なときにプレイすることを勧めたい。ちなみに今回、原稿が遅れたのも遊びすぎたせいです……反省。
真・三國無双4 猛将伝 | |
対応機種 | プレイステーション2 |
メーカー | コーエー |
ジャンル | タクティカルアクション |
発売日 | 2005年9月15日(木) |
価格 | 4280円(税抜) |
プレイ人数 | 1〜2人 |
発売日:2005年9月15日
価格:8800円(税抜)
内容物:「真・三國無双4 猛将伝」ゲーム本体、他豪華グッズ同梱
発売日:2005年9月15日
価格:8800円(税抜)
内容物:「真・三國無双4」ゲーム本体/「真・三國無双4 猛将伝」ゲーム本体
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