アムステルダムにXbox 360のキーマンがそろい踏み――新タイトルも続々と発表:XO5(2/2 ページ)
オランダ・アムステルダムにて、プレスとゲーム業界関係者を招いての、欧米向けXbox関連タイトルお披露目イベント「XO5」が開催され、ロビー・バック氏、J・アラード氏、ピーター・ムーア氏といった、Xbox 360のキーマンがプレゼンテーションにて登場した。
「TOMB RAIDER」最新作は6カ月以内に発売される?
ムーア氏はまず、「年末はもちろん、2006年以降も非常に多くのタイトルを準備している。これはカジュアルなものから、非常にハイエンドなものまでさまざまだ」とコメント。そして、マイクロスタジオ ゲームスタジオから発売される“Xbox 360の幅と深さを示しているタイトル”として、「カメオ:エレメンツ オブ パワー」と「ギアーズ・オブ・ウォー」の紹介を行った。
とは言え、これはあくまで日本、いや世界でも情報が出ていたタイトル。いくら映像が美麗とは言え目新しさはない。そんな空気を察したのか、続くムーア氏の言葉は「マイクロソフト ゲームスタジオから発売する、Xbox 360の3タイトルを紹介します」というものだった。
ここで紹介されたのは、すでに記事もあがっている、GTAを作った男、デビッド・ジョーンズ氏が設立したREALTIME WORLDSが開発を務める「ライオットアクト」(英語名:「Crackdown」)をはじめ、「スターウォーズ:ナイツ オブ ザ オールド リパブリック」や「ジェイドエンパイア」の開発を務めたBioWareによる「Mass Effect」、そしてSilicon Knights開発の「Too Human」といったタイトルであった。日本でも数々の著名クリエイターと魅力的なコンテンツの制作を推し進めているXbox 360に、また新たな大作が加わったと言える。
さらにムーア氏は、「これから紹介するタイトルは、年末、遅くともすべて6カ月以内に発売する」という言葉を続け、「Call of Duty 2」、「FIFA 06:Road to FIFA World Cup」、「Full Auto」、「Condemned:Criminal Origins」、「Superman Returns:The Videogame」、「Castle Wolfenstein」、「Elder Scrolls IV:Oblivion」、「Tom Clancy’s Splinter Cell 4」、「Quake 4」、「MotoGP Ultimate Racing Technology 2006」、「TOMB RAIDER LEGEND」を紹介。
あくまで欧州向けの発表会ということもあり、他地域にて発売を予定しているのかまでは発表されなかったが、ラインアップを見た限り、「TOMB RAIDER LEGEND」をはじめ、日本でもこれまでシリーズが発売されてきた経緯もあるだけに、これらのタイトルも日本での発売を考えているものと考えて良いだろう。
これだけ多くのタイトルが発表されたこともあり、さすがにこれで終わりだろう、と油断していると、スクリーンに「Halo」の文字が映し出される。まさか「Halo3」か? と身を構えたところ、ゲームではなく「Halo」の映画化についての話であった。
とは言え、もちろんこちらもビッグニュースだ。ここではムーア氏の口から、監督がアカデミー賞3部門受賞のピーター・ジャクソン氏であることと、エクゼクティブ プロデューサーが制作者であり脚本家のフラン・ウォルシュ氏であることが明らかにされ、ピーター・ジャクソン氏からは、「私は『Halo』の大ファンなので、映画化を担当することに大変エキサイティングしています。ゲーム版『Halo』にも負けない映画を作ろうと思っています。われわれの最新の技術を使い、今までにないクオリティーの映画にしたいです」というコメントが届けられていた。
サプライズの連続ではあったが、最後にムーア氏は「これだけたくさんのディベロッパーがおり、ピーター・ジャクソン監督のような映画会社が協力してくれる。それはXbox 360が特別なものであるからです。アーティストのビジョンを実現するためのすばらしいもの、それがXbox 360なのです」と語り、プレゼンテーションは終了となった。
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