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アクションと格闘ゲームの絶妙なブレンド。アクション派の秋はこれでキマリ!「アーバンレイン」レビュー(2/5 ページ)

正義なき街に乗り込んだ1人の男。待ち受ける幾多の強敵に対する武器は、己の拳のみ。「鉄拳」、「ソウルキャリバー」の制作陣が作り出した、エキサイティングでクールな世界。シンプルなシステムが生み出す、ホットな駆け引きがプレーヤーを魅了する。

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メインモードのミッション数はなんと100

 ゲームモードは、大きく5つ用意されている。その中核となるのが、そのものズバリ「メインモード」。ブラッドを操作して、ミッションをクリアしていくモードだ。

 ここで注目すべきはミッション数。なんと合計で100も用意されているのだ。しかも、ただ数があるだけじゃない。物語の進行にともなって、少しずつシステムが追加されていく。そのおかげで、複雑な操作をいきなりたくさん求められて混乱するということがない。

 ミッション失敗時には、ヒントも表示される。ミッションそのものの攻略法ではなく、一般的なヒントなのだが、敵の特徴や攻防の駆け引きについて教えてくれるので、かなり役に立つ。

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100のミッションは、一本道に並んでいるわけではない。ストーリーが山場になると1つに絞られるが、普段は2〜4つの中から任意に選択可能だ。ただし、全ミッションをクリアしなければ、モードクリアにはならない

 内容的にもミッションは多岐に渡る。単純に敵を全滅させればいいというものから、制限時間以内に倒せ、危機に陥っている仲間を助けろ、腕や足などの特定の部位を使えなくしろ、などのちょっとヒネったミッションまでいろいろなタイプがある。

 仲間を防衛するミッションの場合、自分が倒されなくても、仲間がやられてしまえばゲームオーバー。部位破壊が目的なら普通に倒してしまうとやっぱりゲームオーバーになる。ただ強いだけではなく、状況に応じた戦闘が要求されるわけだ。こうしたミッション構成の工夫が、適度なアクセントを生み出しているのも見逃せない。

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序盤はブラッドひとりで戦うことになるが、ミッション31以降になると、ほとんどのミッションでパートナーが登場するようになる。パートナーの人数は最大10人。このうちから1人を選ぶことになるが、各自に特徴があるので、ミッションに応じて誰と戦うか、考えるのが楽しい

 メインモードをクリアするとプレイ可能になるのが「フリー」と「チャレンジ」の2モードだ。前者はメインモードの100ミッションから任意のミッションを選び、任意のキャラクターでプレイできるモード。後者は、任意のキャラクターを使って多人数抜きを行うモードとなる。10〜50人まで、10人単位で5段階の選択ができる。

 さて、ここで任意のキャラクターって何? と思ったあなた。実はメインモードが一定数進むと、それまでに倒した敵が使用可能になっていくのだ。ここで面白いのは、メインモードを除くほかのモードでは、パートナーキャラクターだけでなく、いわゆるザコたちもオープンになること。

 第1ミッションに登場する最弱のチンピラで、チャレンジモードの50人抜きに挑戦するなど、いろいろなプレイができるのだ。なお、追加されるキャラクターの中には、鉄拳シリーズでおなじみの「ポール・フェニックス」と「マーシャル・ロウ」がゲストとして入っている。いかにも、と言える趣向だろう。

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ザコたちは、チーム単位で使用制限が解除される。1チームには数名のファイターが所属しているので、プレイヤーセレクト時には、まずチームに与えられた枠にカーソルを合わせ、次に△ボタンを押して切り替えていく

 ファイターが増えることで面白さが格段に違ってくるモードが「マルチプレイヤー」だ。こちらについては後に詳しく紹介するので、そちらを見てもらいたい。残る1つのモードは「エクストラ」。各ファイターの設定データやを見たり、練習を行うプラクティスなどが収められている。以上がゲームの概要だ。さて、続いてはシステムについて紹介していこう。

基本は「打撃」、「回避」、「投げ」の3すくみ

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