理不尽だったレトロゲーム、想定内の現代ゲーム
先週のトップは久しぶりのガンダムネタ「『GUNDAM -来たるべき未来のために-』開催」となりました。しかし、注目は3本がランクインしているレトロゲーム関連ネタ。皆さんの思い出のゲームは何ですか?
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「GUNDAM -来たるべき未来のために-」がダントツで1位を獲得しました。しかし! なぜかこんな時に限って、大阪での開催時に取材にいったI記者でも、今回の上野にいったK記者でもなく、私がトップ10を担当しているわけです。いえ、まぁ個人的にいけと言われれば、それだけの問題ではありますが……。
さて、そんな経緯からあまりこちらに触れることができませんので、別ネタでいこうと決意を固めました。ざっとトップ10を見直してみたところ、意外なことを発見。いや、そんなにすごいことじゃないんですが、3位の「オレたちゲーセン族」レビュー、7位のゲイムマン連載のMSX版「パロディウス」、9位の勝手に連載「Virtual PC 2004でDOSゲーム」など、レトロゲームネタが多いなということです。
思い出に残っているゲームというのは強いもので、私自身も「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境」(1986年、バンダイ)という忘れられないタイトルがあります(なぜか「2」がRPGになったのは、別の意味で思い出に……)。今の子どもたちがプレイしたら、クリアする前に投げ出すことが目に見えるほど、昔のゲームというのは複雑(というか理不尽)ですが、それでもクリア後の達成感や満足感は相当なものがありました。
今のゲームが簡単になっている、というわけでは決してありません。事実、前回のトップ10で触れられていた「ワンダと巨像」は、アクション慣れしている人でも、巨像によっては何度かリトライしないとクリアできない歯ごたえがあります。
ただ、それでも理不尽と感じることはないですし、しっかりと計算された、言わば“想定内の難しさ”になっていると感じます。技術が確立された今となっては、「想定外の難しさ=クリアできるものにならない」のでしょうが、これだけレトロゲームブームが続いているからこそ、“お前ら、これクリアできるのか? できるものなら、やってみろ!”といった挑戦的なタイトルが出てきても良いのではないかと思う次第です。もちろん“理不尽、でも面白い”ことが前提ですが……。
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