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Xbox 360徹底解剖!――その1:本体・付属品編(1/6 ページ)

いよいよ発売日が目前に迫ってきたXbox 360をいち早く徹底解剖。これを読んで、発売日からXbox 360を目一杯楽しもう! 1回目の今回は、パッケージに含まれる本体や周辺機器を見ていく。

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「発売記念パック」はヘッドセットが同梱

 まず、Xbox 360のパッケージに含まれる本体および周辺機器などの同梱物からチェックしていくことにしよう。

 今回いち早く入手したのは、初回限定生産で販売される「Xbox 360 発売記念パック」だ。通常版であるXbox 360のパッケージに、Xbox Liveのボイスチャットで利用するXbox 360ヘッドセットが同梱になったパッケージである。販売価格は、発売記念パックも通常版も同じ3万9795円なので、発売記念パックはヘッドセット分(2625円)お得という計算だ。

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Xbox 360発売記念パックのパッケージ。右側に発売記念パックのシールが貼られており、ヘッドセット同梱であることが明記されている。Xboxのパッケージよりはやや小さい印象だ

 ヘッドセット以外の同梱物は、Xbox 360本体とワイヤレスコントローラーが1個、20Gバイトのハードディスク、メディアリモコン、D端子HD AVケーブル、LANケーブル、そしてACアダプタとなっている。もちろんこれらは、発売記念パックも通常版とも全く同じである。

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内容物一覧。Xbox 360本体とワイヤレスコントローラー、メディアリモコン、ヘッドセット、ACアダプタ、D端子HD AVケーブル、LANケーブルなどが同梱されている

ACアダプタは予想通り巨大

 Xbox 360の同梱物として気になるのは、やはりACアダプタだろう。これまで、ACアダプタの形状などは一切公表されておらず、Xbox 360の消費電力などを考えると、かなり大きくなるのでは、と予想されていた。また、すでにアメリカでXbox 360が発売されているため、読者の中にはXbox 360のACアダプタがどういった形状なのか知っている人もいることだろう。

 結論から先に言うと、Xbox 360のACアダプタは予想通りかなり巨大なものであった。Xboxのゲームパッケージと比較してみてもおわかりの通り、我々が一般的な家電製品のACアダプタとして想像するサイズをはるかに凌駕している。重量も結構あり、少々とまどいを感じる可能性も否定できないだろう。

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Xbox 360用のACアダプタ。はっきり言って巨大。安定して大容量の電力を供給するにはしょうがないが、置き場所に困るかもしれない
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Xboxのゲームパッケージとの比較。これを見ると、その巨大さがよく分かるだろう

 これだけ巨大なACアダプタを採用することになったのは、かなりの電力を消費するXbox 360に安定して電力を供給する必要があるためだ。Xbox 360の消費電力は、標準値で116W、最大時には実に254Wにも達する。これだけの電力を安定して供給するためには、電源回路も大きくなってしまう。

 もちろん、Xboxのように電源回路を本体内に内蔵するという選択肢もあったはずだ。しかし、それでは本体サイズが大きくなってしまうばかりか、電源回路自体の発熱も加わって冷却システムも強化しなければならなくなる。本体サイズを小さくする変わりに、巨大なACアダプタを利用して電源回路を本体外部に追い出すことにしたのだろう(関連記事参照)。

 ちなみに、ACアダプタには冷却ファンが内蔵されている。外からファン自体は確認できないものの、Xbox 360の電源を投入すると、ACアダプタに用意されている換気口から風が流れてくるのが確認できる。この風の流れを遮ってしまうと、電力供給が不安定となりXbox 360の動作も不安定になる可能性が高くなるため、ACアダプタの置き場所には十分注意しよう。ちなみに、ACアダプタのファンの音は耳を近づけない限り聞き取れないほどなので、騒音は全く気にする必要はない。

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ACアダプタには空冷ファンが内蔵されており、左右に用意された通気口を通して内部を強制的に冷却する。ファンの騒音は全く気にならないほど静かだ
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このACアダプタは203ワットもの出力容量を誇る。これだけの電力を供給できることを考えると、この大きさも仕方がないのだろうか……
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