スターをめぐる熱い戦い! 最大8人でレッツパーティ:「マリオパーティ7」レビュー(1/6 ページ)
任天堂から11月10日に「マリオパーティ7」が発売された。年末の任天堂タイトルとしてもはや恒例と言って過言ではない「マリオパーティ」シリーズ。定番パーティゲームの7作目は、8人プレイも可能なボリューム満点の楽しいゲームに仕上がっている。
年末恒例!マリオパーティ
「マリオパーティ」シリーズもいよいよ7作目。年末年始の友人や親戚が集まるシチュエーションを想定してのことだろう、今シリーズは毎度必ず年末に発売されている。まずはマリオパーティの軌跡を簡単にたどってみよう。
タイトル | プラットフォーム | 発売日 | 概要 |
マリオパーティ | NINTENDO 64 | 1998年12月18日 | ミニゲーム50種類以上 |
マリオパーティ2 | NINTENDO 64 | 1999年12月17日 | ミニゲーム64種類。マップ上でのアイテム使用が可能になった |
マリオパーティ3 | NINTENDO 64 | 2000年12月7日 | ミニゲーム70種類以上。1対1で対決できるデュエルマップが登場 |
マリオパーティ4 | ニンテンドーゲームキューブ | 2002年11月8日 | ミニゲーム60種類以上。2人ずつのチームに分かれて勝敗を競うタッグマッチが登場 |
マリオパーティ5 | ニンテンドーゲームキューブ | 2003年11月28日 | ミニゲーム75種類。スーパーデュエルモード登場 |
マリオパーティ6 | ニンテンドーゲームキューブ | 2004年11月18日 | ミニゲーム80種類以上。マイクを使ったミニゲームが登場。マップ上に昼と夜、2つの世界 |
こうしてざっと見てみると、2001年以外は休まずリリースされていることが分かる。しかも多少の前後はあるがミニゲームの数も増え続け、さまざまな要素が追加され、回を追うごとにボリュームがアップしているのもうかがい知ることができる。
さて。この6作を踏まえての本作「マリオパーティ7」である。本作もシリーズの流れに沿って、やはり確実なボリュームアップが図られている。やり応えたっぷりな各要素を見てみよう。
「7」で何がどうなったのか
マリオパーティシリーズは、サイコロを振りボード上のキャラを動かし、より多くのスターを獲ったものが勝ち、というパーティゲーム。ただのすごろくとは違い、各ターンごとに参加者同士のミニゲームをプレイできるのが最大の特徴だ。ミニゲームによるコインの奪い合いやアイテムを駆使した妨害や駆け引きが熱い。たとえばウキウキタウンというボードマップでは、誰かがコインと引き換えにスターを獲ると、マップ上でのスターの位置が変わる。プレーヤーは新たなスターのある場所に向けて移動をしていくことになる。クッパによる妨害や止まったマスによるハプニングもあり、一瞬たりとも気が抜けないスリリングな展開が待っている。
これらの基本的なコンセプトは初代「マリオーパーティ」の頃から変わっていない。ある意味最初から完成されているゲームだと言える。あとはそれにいかに楽しく賑やかな新要素を入れるか、どんなミニゲームが遊べるかで趣向を凝らしてきたシリーズだ。
本作が前作までと比べてパワーアップしている点は多い。まずミニゲームの種類が88でシリーズ最多。前作「6」同様にマイクを同梱しており、マイクミニゲームも更に充実。選べるキャラクターが12人でこれもシリーズ最多。そして一番の売りは、最大8人同時プレイが可能になったということだ。コントローラは4つしか接続できないはずなのに、8人プレイ?と思われる御仁もいらっしゃるだろう。その点については後述させていただくとして、まずはメインのモードからリポートしていくことにする。
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