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スターをめぐる熱い戦い! 最大8人でレッツパーティ「マリオパーティ7」レビュー(2/6 ページ)

任天堂から11月10日に「マリオパーティ7」が発売された。年末の任天堂タイトルとしてもはや恒例と言って過言ではない「マリオパーティ」シリーズ。定番パーティゲームの7作目は、8人プレイも可能なボリューム満点の楽しいゲームに仕上がっている。

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パーティツアーでわいわい遊ぼう

 キノじいが豪華客船マリンスター号でのバカンスをマリオたちにプレゼントしてくれた、という設定で始まる本作。「スーパーマリオサンシャイン」にも通じる爽快な青空のもと、豪華客船内でメニュー画面が登場する。

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6つのモードが用意されている。全てを遊び尽くせるか?

 メインであるパーティツアーには4人で競う「バトルロイヤル」、4人が2チームに分かれて競う「2チームバトル」、8人が4チームに分かれて競う「4チームバトル」。最初に基本的なルールを紹介するチュートリアルを見ることができるわけだが、簡潔で分かりやすいので、突然家に遊びに来た友人もすんなりゲームに入り込めるだろう。

 パーティツアーおよびデュエルツアーは6つのマップから選択することができる。各マップごとにスターを獲る過程が異なり、それぞれに個性的なルールや特徴を持っているので、マップによって戦略が変わってくるだろう。パーティツアーではその他に細かくルール設定をすることができる。ターン数、ミニゲームの種類、ボーナスのありなし、ハンデなどの変更が可能だ。

 ターン数は最小で10、最大で50。ミニゲームはさまざまなパックが用意されており、「ノーマルパック」のほかに「ファミリーパック」(簡単なゲームだけ収録)、「アクションパック」(アクション性の強いゲームだけを収録)、「テクニックパック」(テクニックを駆使するゲームだけを収録)、「ヘンテコパック」(変な?ゲームだけを収録)などを選択できる。気分によって変えてみると結構おもしろい。

 ボーナスというのはボーナススターのこと。ゲーム終了時に、例えば「一番多く移動した人」にランニングスターというボーナスが与えられたりする。それがなければ2位だったプレーヤーがそのボーナススターを得ることで逆転優勝してしまう可能性もあるわけだ。最後の最後までハラハラドキドキできる楽しい要素である。

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細かいルール設定が可能。ボーナスのありなしが大きく勝敗に影響する

 パーティツアーではカプセルエリアを通過したりカプセルショップで購入することで、さまざまな効果を得られるカプセルを入手することができる。サイコロブロックが2個になるキノコカプセルや、近くのマスに仕掛けて止まった相手のコインを半分奪うパックンカプセルなど、多種多様なカプセルが用意されており、戦略に多大な影響を与える。相手が自分の仕掛けたマスに止まってくれたときの「してやったり」という感覚はなかなか痛快だ。

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カプセルを仕掛けたマスには自分のマークが入る。うまくおびきよせて妨害だ!

 パーティツアーにおける敵は、実はほかのプレーヤーだけではない。前述したようにクッパによる妨害がプレーヤーの行く手を阻むのである。クッパマスに止まるとクッパにひどいことをされてしまうし、ミニクッパマスに止まればこれまたミニクッパが微妙な妨害をしてくれたりする。そしてさらに恐ろしいのは5ターンごとにやってくる「クッパタイム」だ。

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恐怖のクッパタイム発動!何が起きるか分からないという怖さがある

 クッパタイムはクッパの怒りが頂点に達すると訪れる。全員のコインが理不尽に20枚奪われたり、カプセルショップがクッパショップになって無理矢理いらないものを売りつけられたり、それはもうさんざんなものだ。“クッパめ、このやろー!”と全員が思うことは間違いないだろう。

 しかしそんなクッパにも実はいい面がある。途中でビリのプレーヤーを救済してくれるのだ。ビリのプレーヤーを呼び出し「おまえのプレイはふがいない。俺が助けてやるから何とかがんばれ」と言い放ちルーレットを強要。ビリのプレーヤーに大量のコインをくれたりマスに止まって得られるコインの量を増やしてくれたりして、逆転のチャンスを大きくしてくれるわけだ。「桃太郎電鉄」におけるボンビーの存在がそうであるように、プレーヤーに災厄を振り掛けることでゲーム自体の面白さに多大なる貢献をしていると言えるクッパ。憎たらしいけど憎みきれないヤツである。

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クッパにまたまたしてやられた! ほかのプレーヤーたちの高笑いが聞こえてきそうである

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