レビュー
HDTVで見るリッジ、5.1chで聴くリッジは、なんとも刺激的:「リッジレーサー6」レビュー(2/4 ページ)
「次世代機だからって、ちょっとやそっとじゃ驚かないぞ」と生来のつむじ曲がりなところを発揮するつもりが……驚いた。圧倒的なリアリティで迫る高精細映像、その場にいるかのような音の包囲感。この完成度で本体と同時発売とは、いやはや恐れ入りました。
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ビジュアル以上に強いインパクトを与える5.1chサラウンド
映像の美しさもさることながら、サウンド面での演出がまたすばらしい。Xbox 360では、ドルビーデジタル5.1chのサラウンド音声をインタラクティブに出力することができ、このリッジレーサー6もシリーズを通して初めて5.1chに対応した。
その音響効果には、720pのビジュアル以上のインパクトを覚える。たとえば、敵車を追い抜いて画面上から姿が消えても、そのエンジン音が自分の横を通り過ぎていったり、真後ろに敵車が迫ってきているのを音から感じられる。ほかにも、場の空気感、臨場感を伝える効果音が随所に用いられていて、気分を盛り上げてくれる。
各コースに“聴きどころ”はあるが、わたしのお気に入りは空港を舞台にした「Airport Lap」コース。このコースの2周目に差し掛かったところで、航空機のエンジン音が正面から左へと移動しながら聞こえ、本当に空港にいるような気分
また、リッジレーサーシリーズに欠かせないものといえば、スピード感にあふれるハイセンスなBGM。今回も15曲(+シークレット1曲)の新曲が収録されているが、トランスあり、フュージョンあり、中にはビッグバンド風の楽曲まであって、バラエティ豊か。それらBGMの音が歯切れよく鳴り、まったくもって心地よい。
好みのBGMをかけながらリプレイを鑑賞できる「AVプレイヤー」を今作にも搭載。今回収録されたBGMの中では、「Trail of Light」という曲が印象的で、情感豊かに響き渡るサックスの音色が本当に美しい
リッジレーサー6に収録されている曲だけでなく、音楽CDからXbox 360本体のHDDに録音した曲を流しながらプレイすることも可能。そういえば、プレイステーションの「リッジレーサー」でも好きな音楽CDと入れ替えてプレイしたっけ……
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