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次世代に始まり次世代に明け暮れた2005年ITmedia Games 2005 Access Top 30(2/2 ページ)

ITmedia +D Gamesがスタートしてからはや1年。まさに光陰矢のごとしでした。今年はE3 2005での次世代機発表ラッシュがやはり上位にランクされましたが、その中で目を引くのはガンダム記事。なんで大阪じゃなくて東京の方が上なんだ……。

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 ではここからは、ITmedia +D Games編集部の記者それぞれが、1年を振り返ってみることにしてみたいと思います。

やっぱりガンダム

 2005年の記事ランキングトップ30をここに掲載させていただきました。これを見ると、半年前の出来事はすでに忘れていることも多く、ありきたりではありますが「あーこんなこともありました」という気分になります。とはいっても今年はやっぱり次世代機のネタは強く、E3の期間中も含め、それ以降で発表された次世代機関連の記事が、上位を占めています。

 そんな中でも目を引くのがガンダム関連記事。トップ30の中に5本も入っています。やはり“ガンダム強し”ですが、ゲームネタだけでなく、今年から来年にかけて上映される劇場版「機動戦士Zガンダム」の情報もランクイン。3月には完結する劇場版機動戦士Zガンダムですが、ラストは“明るいカミーユ”が描かれるとか。いったいどんな感じになるんでしょう。わたし個人としては、いわゆる“ファーストガンダム”よりZガンダムシリーズの方が好きなので、ラストをあまりいじってほしくないような気もしていますが……。「機動戦士ZガンダムIII ―星の鼓動は愛―」については今後も情報が入り次第お伝えしていきますので、ご期待ください。

 ちなみにわたしの年末年始は、先日購入したMG MSZ-006 Zガンダム Ver.2.0」の制作に費やされる予定です。最初のバージョンは2体作ったのですが、両方とも子供に破壊されました。ニュータイプチルドレン恐るべし(違う)。今回は壊されないように、できあがったらそっと隠しておこうかと思っています。(今藤弘一)

取材が基本

 早いもので、今年1月にITmediaへ異動してきて1年が経ちました。なんて時間の経つのが早いのでしょうか。IT戦士のアの字も知らなかったのがとても懐かしく思います。最初の仕事が家族旅行を利用したグアムでの旅日記という暴挙を、今さらではありますが、なんて怖いもの知らずなんだと呆れています。まあ、その後の行く末を予感させるような激動の1年ではありましたが。

 今年はずいぶんといろんなところに取材に行かせていただきました。アメリカ、イギリスなどの海外、福岡、京都、関東近県を行ったり来たりと、距離を稼いだ1年ではなかったかと思います。「取材は足」と言いますが、何度幕張メッセと国際展示場へ行ったことでしょう。今思えば、どれもいい思い出……とはいきません! ロサンゼルスへE3 2005の取材に行けば初日から停電だし、幕張メッセに取材に行けば地震でまさかの足止めなど……。なんだかツライ思い出が蘇ってきました。

 とまあ、こうして1年振り返ると、本当にいろいろ取材に行きました。取材だけでなく、レビューやゲーム紹介など、どれだけ書いたかわかりません。2006年もさまざまな場所に赴き、情報を皆さんにお伝えできればと思っています。時々脱力するものも書きますが、来年もよしなにITmedia +D Gamesをご愛顧ください。(加藤亘)

振り返る、ならば伝えておきたい

 今年を振り返って鮮明に思い出せる出来事。ありきたりですが、E3 2005になります。初E3というのもさることながら、初海外でもありました。しかも当初、E3出張メンバーに含まれていなかった私は、1人だけ別の飛行機。到着時間が回りよりも1時間ほど遅くなるということで、現地のレンタカー屋にて待ち合わせすることになりました。

 ただ出国当日、私の乗った飛行機は1時間遅れで飛び立つことになります。ケータイは現地調達を予定していましたので、連絡手段はありません。何が言いたいかって? それは“ロサンゼルスまでの10時間がこれまでの人生の中で、最も長く感じられた”ということです。

 もう、初めて海外に行けるドキドキ感などみじんもありませんでした。“待っててくれるかな?”とか、“タクシーのチップが料金の1割でいいんだよな(いなかったらタクシーで行こうと思っていた)”とか、そんなことばかりを考えていました。

 現地に着いても、目的のレンタカー屋へ向かうバスを見つけるまでに30分を要し、またオロオロしたり、レンタカー屋に着けば着いたで誰の姿も見つけられず、その場でうなだれたりもしました。まぁ、入った建物が違っただけで、2時間遅れにもかかわらず、皆さんはしっかりと待っていてくれたわけですが……。

 その後もカプコンコナミのカンファレンスに1人で行ったり、みんなで向かうはずだった任天堂のカンファレンスには、1人だけ車に乗れずにタクシーだったりと、かなり切ない気持ちを味わいました(おかげで人間的に一回りたくましくもなりました)。

 一番の思い出がこれってどうなんだ? という気もしますが、当時は編集部ブログがなかったこともあり、今さらE3を語るとなると、こういう機会を利用する以外にありませんので、この場を借りてお伝えさせていただきました。

 さて、そんな思い出深いE3 2005で、一番記憶に残っている、その後の進展が気になっているタイトルとして「THE LEGEND OF ZELDA:Twilight Princess(直訳すると“ゼルダの伝説 黄昏の姫”)」があります。

 「ゼルダの伝説 風のタクト」から一転、“大人のリンクを作る”ことを最大のテーマとして開発が進められているタイトルですが、E3後はまったくと言っていいほど、新たな情報が入ってこないタイトルでもあります。

 E3 2005前の説明会「Nintendo RoundTable」では、“1年間ゼルダを製作して宮本にちゃぶ台をひっくり返されディレクターとして今ここにいる”と青沼英二氏が語っていましたが、もしかすると、またちゃぶ台がひっくり返されたということなのでしょうか。いずれにせよ、リアルを追求した新たなゼルダがどんな形で姿を現してくれるのか、楽しみでなりません。

 1年というのは早いもので、E3 2005も今は半年前の出来事です。つまり半年後にはE3 2006がやってきます。次世代機としては、すでに発売しているXbox 360のタイトルのみがプレイアブル出展されていましたが、今度はレボリューションやPS3も、より具体的なものをユーザーに提示してくれることでしょう。

 ますます盛り上がりを見せるであろう2006年のゲーム業界。すべてを追い切れるのかという一抹の不安と、すべてを追いかけたいという希望を胸に、とりあえずは寝正月で充電しておこうと思います。(遠藤学)

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