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青から黒、善から悪へ――“黒いハリネズミ”の伝説はここから始まる「シャドウ・ザ・ヘッジホッグ」レビュー(3/4 ページ)

ソニックシリーズ作品「ソニックアドベンチャー2」で、ダークサイドの主人公として登場した「シャドウ・ザ・ヘッジホッグ」を単独の主人公として起用したシリーズ最新作。硝煙と悪のにおい漂うダークヒーローが、ソニックシリーズに新たな息吹を吹き込む。

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走って、跳んで、ぶっ放すのがシャドウ流

 さて、ソニックシリーズといえば、スピーディなアクションがウリなわけだが、ソニックと同じ能力を持つというシャドウが主人公なだけに、そのスピード感は健在だ。基本となるアクションは、「歩行&走行」、「ジャンプ」、「攻撃」の3つ。基本的にはボタンを押すだけのシンプルな操作なのだが、周囲の状況や入力のタイミングなどによって、それが多彩に変化する。

 たとえば、走行系のアクションでは、シャドウがその場で高速回転したあとに攻撃力のあるダッシュを行う「スピンダッシュ」、移動しながら低い体勢で攻撃する「スライディング」、並んでいるリングに沿って高速移動する「ライトダッシュ」などがある。

 ジャンプ系のアクションでは、空中から高速移動する「ジャンプダッシュ」、空中から敵に突撃する「ホーミングアタック」などがあり、壁に張りついたり、そのまま壁面を走ったりすることもできる。

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ホーミングアタックは攻撃だけでなく、その誘導能力を利用して、移動手段として使うことも多い

 これらのアクションは、シンプルながら、シチュエーションによっては微妙な操作を行う必要があるため、その特性を理解し、的確に使えるようになる必要がある。必要な場合でなくても、使いこなせるようになっていれば、よりよい成績を出せたり、格好いいアクションを決めることができるようになるし、勢い余ってステージ外に落下してしまうことも減る。

 特に最後のはかなり重要で、ステージによっては落下する危険のあるポイントがかなり多いため、ジャンプやダッシュをうまくコントロールできないと、同じ場所で落ち続けて、あっという間にゲームオーバー……なんてことにもなってしまう。コツが飲み込めるまでは先に進めない場面も少なくないので、その辺は多少の辛抱強さも要求されるだろう。

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敵にやられるよりは、落下によってミスとなることのほうが多い。足場の悪い所では慎重に行動しよう

 攻撃に関して言えば、通常はパンチやキックだが、ステージでは武器をひんぱんに手に入れられるので、何らかの武器を使っていることが多くなる。特に銃器はバリエーションが豊富なので、各種銃器の特性を理解し、残弾数も管理しつつ、他の攻撃も織り交ぜて効果的に使っていきたいところだ。

 ほかにも、シャドウが行えるアクションは、箱を持ち上げて投げたり、ロープなどを滑り降りたり、ポールに掴まって移動したり、さまざまな乗り物を操縦したりと、周囲の物を利用することでさらに多彩になる。各ステージには、そのステージ特有のおもしろいアクションも数多くあって、本作の魅力のひとつとなっている。

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銃器には、マシンガンやバズーカ、ロケット砲などいろいろある。連射、貫通、追尾など、特徴もさまざまだ

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