ソニーブースでプレイステーション 3をはじめ本格的なゲーム機の展示が行われる:2006 International CES(2/2 ページ)
これまでCESではゲーム機の展示をほとんど行っていなかったソニーが、今年はプレイステーションシリーズの展示コーナーを設け、プレイステーション 3のデモ映像を流したりPSPなどの試遊機を用意するなどして精力的なアピールを行っていた。
PSPの新作タイトルやPS2のタイトルを試遊形式で展示
展示されていたのはプレイステーション 3関連だけではない。PSPやプレイステーション 2の新作タイトルまでも展示され、しかも試遊機まで用意されていた。
展示されていたタイトルは、プレイステーション 2向けでは「SOCOM 3 U.S. NAVY SEALS」、「RACHET DEADLOCKED」(ラチェット&クランク4th ギリギリ銀河のギガバトル)、「Jak X Combat Racing」の3タイトル。PSP向けは「SOCOM: US Navy SEALs Fireteam Bravo」、「Kingdom of Paradise」(天地の門)、「MLB '06: The Show」、「Daxter」、「Pursuit Force」の5本。このうち、PS2向けの3タイトルと、PSP向けの一部はすでに北米市場で発売されているが、PSP向けのうち「MLB '06: The Show」は2006年2月28日、「Daxter」は2006年3月28日、「Pursuit Force」(大追跡バースートフォース)は2006年第2四半期の発売が予定されている新作ソフトだ。ちなみに、「大追跡バースートフォース」は、日本でも3月に発売が予定されている。
確かに、E3や東京ゲームショウと比較すると、試遊機自体もそれほど豊富に用意されているわけではなかったし、試遊機でゲームを楽しんでいる来場者もそれほど多くないように感じた。それでもCESのソニーブースで新作タイトルを含むゲームタイトルが試遊できるというのは過去にはなかったことであり、非常に新鮮な印象だった。
今回ソニーブースでプレイステーション 3を初めとするゲーム機が展示されたのは、次世代機としてXbox 360が先に登場したことを受け、E3だけでなくCESでもしっかりとアピールしておくべきだと判断してのことだろう。ブースの人だかりを見る限り、今回の展示は成功だったと言えるだろう。ただ、ソニーCEOであるハワード・ストリンガー氏による基調講演も含め、プレイステーション 3の発売スケジュールなどに関する詳細発表がまったく行われなかったのはやや残念であった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.