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「スターソルジャー」映画ロケ地巡りゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(2/3 ページ)

今回は「スターソルジャー」(ハドソン)、というより、高橋名人についてです。このゲームでの対戦を描いた映画「GAME KING 高橋名人VS毛利名人」のロケ地巡りをしてみたいと思います。

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80000点ボーナスを目指そう

 「スターソルジャー」は、1986年に発売されたファミコンのシューティングゲーム。

 前年に発売された「スターフォース」の続編的ゲームだが、「スターフォース」はもともとテクモのアーケードゲームをハドソンがファミコンに移植したもの。「スターソルジャー」は、ハドソンのオリジナルだ(「スターソルジャー」発売後、テクモもファミコン向けに「スーパースターフォース」を発売している)。

 映画でも勝敗の行方を大きく左右したのが、以下の高得点キャラクターたちだ。

  • ゼグ――隠れキャラ。特定の場所を数発撃つと出現、さらに撃つと破壊できる。点数は1つ破壊するごとに500点→1000点→4000点→……となり、1ステージに隠れた全部のゼグを壊すと、最後のゼグは80000点となる。
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画面の右側にあるZマークがゼグ。映画では3面の途中で毛利名人がゼグを取り損ない、窮地に立たされたことも
  • ラザロ――巨大な青い顔。4方向から飛んできて合体する。合体する前に破壊すると80000点入る。
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この状態で倒せればいいが、ラザロに挟まれてミスとなる危険性と隣り合わせ。映画では初戦で毛利名人がラザロのボーナス獲得に失敗、高橋名人に先制を許した
  • デライラ――巨大な目。2つ同時に倒すと80000点。自機(シーザー)をパワーアップさせて、斜め方向に弾を撃たないと同時には倒せない。
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1面では終盤に出てくるデライラ。映画では5本勝負の第5戦、終盤で高橋名人がゼグとデライラを相次いで撃ちもらし、毛利名人に逆転を許した

 2分あるいは5分と、時間を区切って得点を競うのは、ハドソンが全国で展開していた「全国ファミコンキャラバン」でのルールと同じだ。翌年発売された「ヘクター'87」以降は、ゲーム自体に“2分モード”“5分モード”がつくようになった。

 だいぶ以前から思っているのだが、アーケードのシューティングゲームも“2分モード”にすれば、難易度を下げても長時間プレーされないから、初心者向けのシューティングゲームを作ることも可能ではないだろうか?

(もう既にやっているゲームがあるかもしれないけれど)

まだまだある高橋名人の出演作品

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カプセルを取ってパワーアップすれば、5方向に弾が撃てるようになり、爽快感が格段に上がる

 当時大人気だった高橋名人は、「GAME KING」のほかにも、映画に出演したり、アニメのキャラクターになったりしている。

 映画「RUNNING BOY ―スター・ソルジャーの秘密―」。「GAME KING」と同時上映されたアニメ作品で、「スターソルジャー」の世界に少年たちが入り込んでしまう物語。この映画に出てくる“黄金の指”は、ゲームの隠れキャラにもなっているらしいが、私は出したことがない。

 日本テレビ系列で放送されたアニメ「Bugってハニー」には、“高橋原人”というキャラクターが登場。このアニメを題材にした、同名のファミコンゲームも発売された。

 そして何といっても、映画「はっちゃき先生の東京ゲーム」である。主演が高橋名人。しかも鈴木保奈美さんと共演している。

 ニセコの小学生たちが、東京へ転校した友達に会いに行くストーリーで、寝台特急電車583系や、北海道の気動車特急キハ183系、さらに今は亡き青函連絡船などが出てくる映画として、「週刊鉄道DATA FILE」(デアゴスティーニ)でも取り上げられていた。

 しかし、残念ながら私は、この映画を見たことがない。

 もしDVD化されたら、オールドゲームファンのみならず、鉄道ファンも見るのではないかと思うのだが。

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