ひそかに名作大量準備中! Xbox 360のカジュアルゲーム「Xbox Live Arcade」(1/4 ページ)
Xbox 360に遊ぶゲームがない? んなこといっちゃいけません。「Xbox Live Arcade」があるじゃないですかっ! え、どーせたいしたことないんだろって? そんなことないですってば。360版はきっちりパワーアップしてますよっ!
正直これほど化けるとは思わなかったです
「Xbox Live Arcade」というのは、PCでのカジュアルゲーム(軽めのダウンロードゲーム)ブームをXboxファミリーに持ってこよう、という考えで作られたダウンロードゲームシステムである。初代Xboxでもこのシステムがあり“アメリカでは”ある程度の人気を得ていたようだ。しかし、日本ではほとんど盛り上がらなかった。というのも――
- アメリカではリリースされていたナムコのアーケードゲームタイトルが日本で未配信
- ゲーム自体が英語
- 日本人に馴染みのないゲームがほとんど
- PCベースのタイトルをそのまま持ってきたのがほとんどのため、Xboxでは操作がしっくりこないものも
- 課金がクレジットカードでプリペイドカードなどの使用が不可
- 起動ディスクが必要
――という、敷居が高いイメージ。現在はXbox Live Arcadeの起動ディスクの配布は終了しており、ますますハードルは高くなっている。しかし、Xbox 360ではそんな不満点などを大きく改良し、遊びやすく改良されている。
- MidwayのアーケードゲームをXbox 360発売時より配信開始(中にはあの名作・ガントレットも)
- 日本語化されているタイトルがある
- 参入予定ゲームメーカーにはセガ、カプコン、コナミ、SNKプレイモアなどが連なる
- PCタイトルもあるが、オリジナルタイトル、アーケードタイトルのデキが非常によろしい
- 課金にプリペイドカードが使用可能
- 起動に際し、ゲームディスク不要
とまぁ、旧Xboxでの停滞した原因をかなり分析し、それを改善することで成功したといえよう。というわけで、今回は、このシステムで配信されているゲームについて紹介していこう。まずはサンプル版ゲームから。
パジやん最新作「Hexic HD」
実は、Xbox 360は工場出荷時にXbox Live Arcadeのゲームが1つインストールされている。これが、「Hexic HD」だ。MSNのゲームサイトで人気を博した思考型パズルゲームで、ゲームデザインをテトリスでおなじみの、あのアレクセイ・パジトノフ氏が手がけている。
6角形のブロックが並んだゲームフィールドで、3つのブロックを回転させ、同色ブロックでクラスター(3つの6角形がそれぞれ残り2つのブロックと隣接している状態)を作って消していくというゲームだ。文字で説明するのが面倒なルールだが、遊んでみればそれほど難しくない。また、本作には特殊な消し方がある。
フラワー――同色の6つのブロックで1つのブロックを囲んで消す。中央のブロックはスターブロックになり、周辺のブロックを回転させることができる。
ボーナスブロック――これをクラスターやフラワーに組み入れるとスコアの倍率が上がる。また、ボーナスブロック3つのクラスターは同色ブロックでなくても消せる。
ボム――数字の付いたボムブロックは回転させるごとに数字が少なくなり、0になるとゲームオーバーになってしまう。なお、ボーナスブロックと一緒にクラスターを作ると同色ブロックを全て消滅させることができる。
最終的な目的はスターブロックでフラワーを作り、それから発生する「ブラックパール」を使ってクラスターかフラワーを作るということとなっている。Xbox 360版ではPC版ベースの「マラソンモード」のほか、時間制限のある「タイマーモード」と配置されたブロックを全て消すのが目的のステージクリア型「サバイバルモード」が用意されている。
なお、このゲーム、現時点ではXbox Live Arcadeでの再ダウンロードができない。そのため、これを消してしまうと2度と遊べなくなってしまうので注意が必要だ。
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