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少年兵たちは戦時下にあっても恋をする「ガンパレード・オーケストラ 白の章 〜青森ペンギン伝説〜」レビュー(3/5 ページ)

そのあまりに特異な世界観や、強烈な個性を放つキャラクターの面々、そしてかつてないほどの自由度の高さで好評を博した「ガンパレード・マーチ」から5年余り。待望の続編「ガンパレード・オーケストラ」は、この「白の章」を皮切りに全3部作で相次いでリリースされるという。

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勉強、訓練、アルバイト……でも、やっぱり主眼は恋愛?

 このゲームのおもしろいところは、やはり主人公(プレーヤー)の役どころを意のままに作り上げられることにあると思う。勉強や各種訓練に励んで能力を伸ばすだけでなく、アルバイトに精を出してみたり、カラオケで気晴らしをするなど、思い思いの学園生活を送ることができるのが楽しい。そして、特筆すべきは恋愛の自由度だろう。前作もそうだったが、このゲームでは、性別も立場の違いも関係なく、誰とでも恋をできることが特徴。ということは、ひょっとしてあのペンギンも……?

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日頃から一緒に勉強や訓練をするなど、行動をともにしているだけでも人間関係は深まっていく。ちなみに、これは「魅力」の能力を高める訓練なのだが、男二人で鏡の前に立って身だしなみを整えている姿が、微笑ましいやら可笑しいやら……
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自分からアプローチするだけでなく、相手からの提案や希望に応えてあげることも重要。すげなく断ると、相手の心証を害してしまう

 そして、親密度が高まってくると、相手をデートに誘うことも可能になる。デートは日曜日のみで、前もって約束を取り付け、当日の朝9時に市街地で待ち合わせるという流れ。通常のデート場所は公園だけだが、あらかじめネット通販の「ヤヴァネット」でチケットを購入しておくと、映画館、水族館、博物館などに行くことができ、公園でデートをするよりも好感度が大きくアップするという効果がある。

 ただ、このデート時のやりとりが淡々としていて、その場に着いても双方が一言ずつ感想を述べる程度と、もうひとつ盛り上がりに欠くのが残念なところ。そのほかのイベントも全体的にあっさり目だが、何といっても待望のデートなのだから、普段とは異なる会話コマンドが使えたり、会話次第で相手の反応が変わるようなしかけを入れてくれたらいいのに。「デート、デート」と我ながらやかましいなとは思うものの、ここは重要だろう。

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土曜日までに意中の相手をデートに誘い、承諾してもらえればデート確定……ではなく、当日に約束をすっぽかされてしまうことも。悲しすぎる……
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事前にチケットを手配しておけば、映画館や博物館などにも行ける。欲をいうなら、デートスポットにもう少しバリエーションがほしい

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