バレンタイン特別企画 IT戦士 VS ゲイムマン！：ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」（5/5 ページ）

その日、関東には大雪が降っていた。寒風吹きすさぶ千葉マリンスタジアムで、わたしゲイムマンはIT戦士を待っていた。どちらが真の“孤独王”か、決着をつけるために……。

[ゲイムマン，ITmedia]

IT戦士のモテ度が今明かされる！

IT戦士　すごく寂しい結果なんですけど。

ゲイムマン　岡田さんはまだいいよ。私なんか、「22歳にサークルで運命の出会いがある」だって。とっくの昔に過ぎてるよ。

IT戦士　ちなみに、22歳のとき、そういう出会いはあったんですか？

ゲイムマン　サークルの後輩に、いいコがいたんだけど、ほかの男子とつきあっちゃって。

IT戦士　当たってるじゃないですか！

　当たってないわぁ。

　とっとと対決いくぞ、対決。どっちがリアルに孤独な人生を過ごしてきたか？　愛情運の高さを示すハートの数が少ないほうが勝ちだ。

　まず私から。ハートの数を見てみよう。

ゲイムマンのハートの数、15。高校・大学時代が特にひどい

　どーだ、この寂しい画面は。当たってるだけにツラいものがあるぞ。

　一方、IT戦士・岡田さんのモテ度はどうかというと……。

IT戦士のハートの数、17。ゲイムマンよりモテていることが判明した

　というわけでこの勝負、ハート2個差で私、ゲイムマンの勝ち！　私のほうがより孤独であることが証明されました！

IT戦士「やったぁーっ！」

ゲイムマン　なんで喜んでるの？

IT戦士　だって、この勝負は負けたけど、人間としては、私のほうが勝っているんじゃないかと。

　確かにそうだ……。

　よくよく考えてみれば、“彼女イナイ歴34年9カ月”って、別にエラくもなんともない。

　むしろ、人としてダメだ……。

IT戦士　でも結局重要なのは、今の年齢の欄で、ハートがいくつあるかってことですよね。

　あ、そうか。私の場合、高校・大学時代でハートが少なかったけど、「25歳以上」では4つもある。

IT戦士　じゃあ現時点では、ゲイムマンさんのほうがモテるってことじゃないですか。どうです、モテてますか？

ゲイムマン　モテてたら彼女がいないはずないでしょ。岡田さんこそどうなの？

IT戦士　モテてたら、「クリスマス今年もひとりきり。助けてください」って生協の白石さんに相談したりなんかしませんよ。

ゲイムマン　……。

IT戦士　……。

　ふと画面を見ると、O・SHI・E・TEわたしの星には「相性診断」があるということに気づいた。

　せっかくだから、そんな寂しい2人の相性を占ってみたよ。

　これもハートの数による5段階評価なのだが……、

　結果は最悪。

　レムちゃんに「やめておいたほうがいい！」とまで言われる始末。

ゲイムマン　まあ、そんな気はした。

IT戦士　お互い、負のオーラが出まくりですからね。

　そう言われて気がつくと、確かに岡田さんからは、いつのまにか“負のオーラ”が強烈に発生していた。

　本人には失礼かもしれないが、何となく安心した。

　何かを吹っ切ったかのごとく、仕事に打ち込むIT戦士を編集部に残し、千代田線で去っていく私。

　かくしてIT戦士もゲイムマンも、空しい境遇の中で、バレンタインデーを迎えることになるのであった。

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