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ゲーム界のアカデミー賞「9th Annual Interactive Achievement Awards」が決定(2/3 ページ)

「Academy of Interactive Arts & Sciences」選定による「9th Annual Interactive Achievement Awards」が2月10日、ラスベガスで発表された。アメリカ開発のヒット作「ゴッド・オブ・ウォー」が日本勢である「nintendogs」「ワンダと巨像」を迎え撃つ、という構図に見えたが……。

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Outstanding Achievement of Game Design(ゲームデザイン賞)

Outstanding Achievement of Soundtrack(サウンドトラック賞<既存曲>)

  • Guiter Hero(Red Octane・Harmonix Music Systems開発)

 結果として、Guiter Heroが立て続けにゲームデザインを含む2つの賞を受賞した(サウンドトラック<既存曲>部門では「Guiter Hero!」という掛け声がとんだくらいだ)。「Guiter Hero」がどのようなゲームかというと「ギターコントローラを使ってギターで曲を演奏するゲーム」。ギターフリークスと同じと思われるかもしれないが、本作では5弦になっていたり、トレモロアームを使ったフィーチャーが搭載されているのが特徴だ。アメリカゲームメーカーによる日本産ゲームのアイディア盗用が問題になっている昨今だが、ただコンセプトを持ってきただけのゲームであれば、本作がここまで高評価を得られることは決してなかっただろう。


5弦あればゲーム性も異なっているということか……

 最終的には、ワンダとnintendogsがともに2部門受賞、Guiter Heroが3部門受賞となったが、それを上回る4部門受賞のタイトルがあった。それが「ゴッド・オブ・ウォー」だ。

Outstanding Achievement in Original Music Composition(オリジナル作曲賞)

Outstanding Achievement in Sound Design(音響効果賞)

Outstanding Achievement in Animation(アニメーション賞)

Ounstanding Character Performance-Male(キャラクターパフォーマンス賞・男性部門)

  • 「ゴッド・オブ・ウォー」(SCEサンタモニカ開発・国内発売元:カプコン)

 ただし、このタイトルはゲームデザインでの評価がなされていないため、この4作品のうち、どれがGame of the Yearになってもおかしくない状況だった。ひょっとしたらGuiter Heroの可能性も捨てきれない状況だった。それ以外の部門賞は以下のとおり。

Outstanding Achievement in Online Game Play(オンラインゲーム賞)

  • 「バトルフィールド2」(EA・Digital Illusions開発)

Xbox 360タイトルやマリオカートDSを押しのけて受賞。まだまだオンラインゲームはPCが強い

Outstanding Achievement in Story&Character Development(脚本賞)

  • Call of Duty 2: Big Red One(Activision・Treyarch開発)

 こちらのCall of Duty 2はプレイステーション 2、Xbox、ゲームキューブの「現世代機向け」に作られた作品。ちなみに本家Call of Duty 2は結果的に無冠に……。

Ounstanding Character Performance-Female(キャラクターパフォーマンス賞・女性部門)

  • ジェイドエンパイア〜翡翠の帝国〜(マイクロソフト・Bioware開発)

ジャンル賞・巨像対戦神!!

 続いてジャンル賞別賞だが、以下のカテゴリーでのジャンル分けがされている。

  • Action/Adventure Game(アクション・アドベンチャーゲーム)
  • Strategy Game(ストラテジーゲーム)
  • First Person Action Game(1人称視点のゲーム)
  • Simulation Game(シミュレーションゲーム)
  • Fighting Game(格闘ゲーム)
  • Racing Game(レースゲーム)
  • Sports Game(スポーツゲーム)
  • Role Playing Game(RPG)

さらに、対象年齢や運営・供給方法別などによるジャンルもある。

  • Handheld Game(携帯機・PSP/GBA/DS向け作品が対象)
  • Cellular Game(携帯電話向けゲーム・一応N-Gage向けも含まれる)
  • Downloadable Game(ダウンローダブルゲーム・一般市販ではなくダウンロードで購入できるゲームが対象)
  • Massively Multiplayer Game(MMOゲーム)
  • Family Game(ファミリー向けゲーム)
  • Children's Game(子供向けゲーム)

 なお、去年まではPCとコンシューマで別々の賞があったが、今年はPCとコンシューマを合わせて1つの賞になっている。

Children's Game of the Year(子供向けゲーム部門賞)

  • みんな大好き塊魂(ナムコ)

なんと、去年の覇者「Sly 3」(怪盗スライ・クーパーのシリーズ最新作)や「マダガスカル」などの受賞予想をくつがえし、王子がトロフィーを巻き込んだ! これには王様もビックリしたことだろう

Fighting Game of the Year(格闘ゲーム部門賞)

  • ソウルキャリバーIII(ナムコ)

「鉄拳5」や「エキサイティングプロレス7」といった日本勢の対決となったこの賞を制したのはゲームボリュームに優れたソウルキャリバーIIIがゲット

Handheld Game of the Year(携帯ゲーム部門賞)

  • nintendogs(任天堂)

 そして、問題となるのは「Action/Adventure Game of the Year」。5作品ノミネートされているが、事実上本年度は「ワンダと巨像」と「God of War」の一騎打ち。その結果、ゴッド・オブ・ウォーに軍配が上がった。

Action/Adventure Game of the Year(アクション・アドベンチャーゲーム部門賞)

  • 「ゴッド・オブ・ウォー」(SCEサンタモニカ開発・国内発売元:カプコン)

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