ヒルズに濃い地底ディグダグ:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(4/4 ページ)
表参道と六本木。2つのヒルズがある場所は、地下にも大きな特徴があるのです。そんな地下深くで、穴掘りゲームディグダグをプレイしたら、地底っぽい雰囲気は味わえるのか検証。さらに、鉄道ファンにはおなじみの、あの地下空間でもプレイしてみました。
「ゲームセンターあらし」には出てこないけれど……
というわけで、ネタ優先で記事を構成してみたが、そのためディグダグについて肝心なことをいくつか書きもらしてしまった。最後にここでまとめて書くことにしよう。
ディグダグのモリは、薄い壁なら突き抜ける。
敵を途中まで膨らませれば、通り抜けることができる。
BGMはディグダグが移動している間だけ流れ、止まるとBGMも止まる。
敵は残り1匹になると地上へ逃げる。
「ゲームセンターあらし」に出てこない。
伝説のゲームマンガ「ゲームセンターあらし」には、同じナムコのギャラクシアン、パックマン、ラリーX、ワープ&ワープが出てくるのに、ディグダグは1回も出てこない。
ディグダグが発売されたのは1982年で、当時の「あらし」は壮大なSFストーリーを中心としていた“後期あらし”の時代。実在のゲームはほとんど登場しなかった。
もっとも、あらしのライバルのひとり“ゲーム歯医者”が開発したという設定で、エイリアンが迷路の壁を食い破って進む「平安京エイリアン」が登場している。ディグダグの発売より前の話だが、敵のほうが地面を掘って道を作る、ディグダグの逆バージョンといえるかもしれない。
「ミスタードリラーグレート」に登場する。
「ミスタードリラーグレート」において、ディグダグの主人公“ディグダグ”が、「ミスタードリラー」シリーズの主人公、ホリ ススムの父親として登場する。
さらにここで、ディグダグの本名が「ホリ タイゾウ」だったことが判明する。
現代のゲームにこういう形で登場するということは、ディグダグというゲームが今でもその存在感を失っていないことの証明にほかならない。
ディグダグは、PS2「ナムコミュージアム アーケードHITS!」に収録されるなど、新しい機種で楽しむことが可能だ。
さらに、近年になって新作も登場している。
ディグダグの続編といえば長年、「ディグダグII」(島に杭を打ち込んで、陸地もろとも敵を落とす)しかなかったが、昨年ニンテンドーDSで「ディグダグ ディギング ストライク」が発売された。「ミスタードリラー」シリーズの外伝的作品で、ディグダグことホリ・タイゾウが、主人公に返り咲いている。
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