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ヒルズに濃い地底ディグダグゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(3/4 ページ)

表参道と六本木。2つのヒルズがある場所は、地下にも大きな特徴があるのです。そんな地下深くで、穴掘りゲームディグダグをプレイしたら、地底っぽい雰囲気は味わえるのか検証。さらに、鉄道ファンにはおなじみの、あの地下空間でもプレイしてみました。

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地底でディグダグをやったら雰囲気は出るのか?

 ポケファミとディグダグのファミコンソフトを持って大江戸線の六本木駅に戻り、そこでプレイしてみた。地底でディグダグをやってみたら、果たして地底っぽい雰囲気が味わえるかどうかの検証である。

 ……えーっとまず、方向キーが斜めに入って、ちょっとプレイしづらい。

 ポケファミの方向キーは、メガドライブのような円形のもの。普通のファミコンよりも慎重に操作しなくてはならない。

 それよりも何よりも、周りを歩く人の目が気になる。

 とにかく人が多いのだ。もちろん邪魔にならないような場所でやっているけれど、これだけにぎやかだと、“地底42メートル”という雰囲気が出てこない。もっと人の目を気にせずゲームができる、より地底っぽい地底まで、移動してみようと思う。

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 JR上越線の土合(どあい)駅である。

 この駅の下りホームは、地上から70.7メートルも潜った地点にあり、486段もの階段を上らなければ、外へは出られない。

 利用客が少ないので、エスカレーターもエレベーターも設置されていない。本当に自らの足で、486段を上らなくてはならないのだ。

 なんでこういう構造になったかというと、もともと単線だった上越線を、後から複線にしたから。

 新しくできた下り線は、長いトンネルで谷川岳の下を一気に貫いている。そのため、線路の長さは上り線よりはるかに短くなったものの、この土合駅では深いトンネルの中にホームを造らざるを得なかったのだ。

 落ち着いてゲームができそうな場所を探して、下りホームから階段を上ってみた。靴音と水の音が、トンネル内に大きくこだまする。

 200段までは快調に進んだが、それを過ぎたあたりから徐々にきつくなってきた。265段めにある、小さなベンチでひと休み。ここでディグダグをプレイしてみよう!

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薄暗いトンネル内だけど、ゲーム画面はよく見えた。次の電車は当分来ないので、しばらく誰にも邪魔されない

 意外とゲームがよく進む。人がいなくてゲームに専念できるからなのか、適度な涼しさが良かったのか。水音も集中力を増すのに効果的なのかもしれない。ポケファミでのプレイでは初めて、7面まで進んだ。得点は19400点。

 しかし、上も下も階段しか見えない地底の奥深く。長居してるとだんだん、なんとも説明のつかない不安感が襲ってきた。ここらで退散しよう。まだ221段もあるけれど。

画像 階段を上りきって、駅から外に出たらまた雪だった。結局今回も、雪から逃れることはできなかったか
画像 土合の駅っぽく掘ってみた。特に意味はない

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