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「いまから5年後にはすごいことが起きそう」――久夛良木氏PS Business Briefing 2006 March(1/5 ページ)

「PS Business Briefing 2006 March」では久夛良木健氏より、PS2、PSPそしてPS3についての数多くの発表が行われた。進化するPSP、そしてPS3プラットフォームの方向性とは?

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画像 ソニー・コンピュータエンタテインメント 代表取締役社長兼CEO 久夛良木健氏

 「春になってさまざまなサービスが次世代、次世紀に向かって広がっていく中で、我々もプレイステーション 3については準備を進めてきた。プレイステーション 2も10年たつと1億台の実績を持つし、プレイステーション 3についても大きな期待とともに責任を感じる。このためいつになく慎重に準備している」と久夛良木氏。今回の「PS Business Briefing 2006 March」では、プレイステーション 2、PSP、プレイステーション 3、そしてネットワークプラットフォームについて、予定を大幅に延長し、約1時間40分程度語られた。

向こう5年間はプレイステーション 2のプラットフォームを続ける

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 久夛良木氏は「PS2ははや6年たち、名実ともに我々が“夢にまで見たプラットフォーム”になった。このため重要なのは、これから何年間も重要なプラットフォームとして、継続してマーケティングしていくこと」と語る。PS2も1億台を突破し、ソフトも10億枚、約6700タイトルを誇るという。「一番最初に10タイトルとか30タイトルとか言っていたのが夢のよう」(久夛良木氏)。

 年末商戦という一時期に向けて、春ごろから生産を積み上げ、市場に投入したPS2。6年目にもかかわらず、非常に大きなピークを作り上げることができたという。「(新型のSCPH-70000を投入した)2004年には供給不足を起こしてしまったこともあったが、2005年には順当に販売できた」、と久夛良木氏。また「PS2は市場の60%を超えるシェアを確保しており、安定したプラットフォームとして定着している」(久夛良木氏)とも。

 「今後4、5年はPS2というプラットフォームを供給していきたいと考えている。またソフトは大切な資産であるので、互換性の確保を重要視している。PS3の中にPS2が入っているし、PS2の中にもPSが入っている」(久夛良木氏)

画像 赤い線がPS2の月ごとの販売台数
画像 市場占有率
画像 ハードウェアの伸びも健在

画像 プレイステーションと比べても伸び率は高い
画像 価格の変遷。「PS2は発売当初、台数が足らなくて苦しい時期もあった。『399ドルでスタートすればよかった』といまになって思うがあとの祭り」(久夛良木氏)
画像 価格における販売台数の伸び。「欧州では先日149ユーロに変更したが、非常に売り上げが伸びている。欧州は世界的にもPS2が一番元気な地域」(久夛良木氏)

画像 PS、PS2の普及率。日本では40%の家庭にPS2が存在するという。「これを見て分かるように、PS2は初代PSに肩を並べ、それを超える勢いで伸びていることが分かる」(久夛良木氏)
画像 今後の供給プラン。互換性について「ソフトには、ユーザーの“人生の縮図”が入っている。継続して次のプラットフォームにキャリーオーバーしたい」(久夛良木氏)とも
画像 「“PlayStation 2” FINAL FANTASY XII Pack」(SCPH-75000 FF)も紹介された

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