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あなたも今年は監督気分。がんばれ僕らのサッカーチーム「カルチョビット」レビュー(3/3 ページ)

任天堂から発売されたゲームボーイアドバンスソフト「カルチョビット」は、名前の通り“ちょびっとサッカーを楽しめる”ゲーム。ただしその中身は、ちょびっとどころでないほど奥が深いのだ。

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育てた選手を信じて闘おう

 さて、ひと通り特訓も終わり、選手の状態をチェックしたらいよいよ試合に突入ですが、その前には相手チームがどのような布陣で臨んでいるのかも見ておいたほうがいいでしょう。先ほど述べたとおり、試合中に監督ができることはほとんどありません。ハーフタイムに戦術の再設定ができますが、試合開始までにどれだけの準備ができているかで、その結果はおのずから見えてくると言うもの、です。あとは自分が育てた選手を信じて、試合に臨みましょう。

画像 疲労度や能力を考えつつ、先発メンバーを選ぶ
画像画像 「クラブハウス」を選ぶと表示される「チーム戦術」で、相手チームのマークする選手を指定したり、試合運びを試合前に指示しておく

 試合時間はリアルタイムでだいたい5、6分程度。この手のゲームでは、“試合中に早送りできない”ことが不満として挙げられることもありますが、わたしはカルチョビットについて言えば、早送りの必要性を感じませんでした。監督のぼやきもさることながら、「高さが足りない! ヘディングの強化だ!」、「なぜそこで不用意にパスをする」、「とりけん、そこはスライディングだ!」などなど、“ぼやいている自分”を見つけることもしばしば。それだけに、選手がゴールを決めたときには、思わずガッツポーズをしてしまいました。

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 もちろん、「いちいち見るのがめんどくさい」という場合には、試合中にSELECTボタンを押して「途中で帰る」を選択し、その試合を終えてしまうこともできます。ただし公式試合を途中で帰った場合には、監督の支持率が下がってしまうほか、課題ももらえなくなりますので、そのデメリットは大きいです(ちなみに支持率が10%を切ると解任されてしまいます)。育てた選手たちの動きを、ちょっとの時間でいいので見守ってみてはいかがでしょうか。

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なぜかはまってしまうカルチョビットの魅力

画像 ステップリーグ時代はよかった……。勝てたし

 このようにして選手を育てていくとやはり愛着が生まれてくるもので、いろいろな特訓を与えることによってキャラクターの動きが変わっていくのを見ていると、それぞれの選手に思い入れが強くなってきます。“はた”の無謀なまでの前線突破(君はディフェンダーだろ)、“はなまき”のワントラップシュート(さすがフォワード)、“やすだ”の見事なまでのセンタリング(めざせファンタジスタ)などなど。リアルなキャラクターでないだけに、余計にいとしくなってしまうのかもしれません。

 わたしは現在、トップリーグの「N1リーグ」にまで上がることができましたが、これまでのリーグ戦とは違ってレベルも高く、ほかのチームの選手は能力のあるキャラクターばかり。1年目が終わって3カ月ほどたちますが、最下位に甘んじています……。ここはひとつ、能力も高く、潜在的なポテンシャルもある高額年俸の選手で全部置き換えてしまえ! という気にもなるのですが、そんなに予算もありませんし、N1リーグに昇格するまで戦ってくれた選手たちを、一気に解雇してしまうというのも寂しいもの。どこまで戦えるかは不明ですが、とりあえずいまの選手を何とか特訓し、あの強敵「シュバルツ六本木」に8対0で勝つくらいの勢いを付けたいものです。

画像 「シュバルツ六本木」との試合。さすが強豪チーム。グラウンドまできちんと整備されている……。「カルチョビット」の広告もあるし
画像 うんうん。君たちのその嘆き、よく分かるよ……
画像 1勝しかできない厳しい現実。このままだと降格かも

 なお、カルチョビットはゲームボーイアドバンスのソフトなので、もちろんニンテンドーDSでもプレイできますが、わたし的にはゲームボーイミクロでプレイするのがお勧めです。「片手モード」というモードも用意されており、これを使うとSTARTボタンを決定、Lボタンをキャンセルにできるので、通勤・通学時間に、つり革につかまりながらでもプレイできます。家でも外出先でもほんの10分間、あなた好みの選手を育ててみてはいかがでしょうか。

画像画像画像 サポーターの変遷。リーグが上がるごとに有名になってくるのか、数も増えてくる。おもしろいのがサポーターの掲げている垂れ幕。人気選手が分かるし、一番右の画面にある「ゴールが見たい」のように、点を取れないとサポーターからもアピールされてしまう。やっぱりホームでは勝ちたいよね。ホームでは
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