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3年の月日で練り込まれたシリーズ最新作――「サモンナイト4」(1/2 ページ)

バンプレストは、2006年秋予定で「サモンナイト」シリーズナンバリングタイトルを発売する。さらに広がるサモンナイトの世界は、はたしてどのような夢を見せてくれるのだろうか?

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 2000年1月6日に第1作が発売されて以来、そのキャラクター性とゲーム性に魅了されたファンが急増。第2作、第3作とシリーズ化され、さらに「クラフトソード物語」、「クラフトソード物語2」、「クラフトソード物語 〜はじまりの石〜」、「サモンナイト エクステーゼ 夜明けの翼」とアクションRPGのジャンルにまで展開したサモンナイトシリーズは、この秋ナンバリングタイトルである続編「サモンナイト4」を世に放つ。


本作の主人公も男女の選択が可能

 今までリリースされた「サモンナイト」シリーズのすべての作品は、同一の世界で描かれているため、ストーリーはからみあい、イベントやキャラクターなど前作に登場したものが活躍しているのが慣例だ。ファンにとってはそれを見つける“楽しみ”を提供していることも人気の秘密のようだ。

 前作から3年の時を要して登場する正統続編は、果たしてどのような物語なのか。そして本作の主人公はどのような運命をたどるのか。現時点で判明している情報をスクリーンショットなどとともに紹介しよう。

ストーリー

異世界「リィンバウム」。

そこは様々な魂が集う場所。

大陸に存在する三大国のひとつ「帝国」。

そのとある宿場町の外れに、宿屋兼食堂を営む少年(少女)の姿があった。

幼い自分を1人残して、旅に出たきりの父親。

そんな父親を反面教師とする少年(少女)の夢は、真面目にこつこつ働いて、まっとうな人生を送ること。

だが、得意な料理の腕をふるう日々に、突然の転機が訪れる。

町はずれの丘で目撃した流れ星。それを追って現れた謎の一団。

父親に叩き込まれた剣術で友を守ったその時から少年(少女)は、答えの見えない戦いの渦へと飲み込まれていく……。


キャラクター

 本編の主人公は、帝国領北部にある「宿場町・トレイユ」で宿屋兼食堂を営んでいる。旅に出たまま帰ってこない父親を反面教師として、真面目にこつこつと働いてまっとうな人生を送りたいと思っていた。物事をはっきりさせないと気がすまない性分で、感情で突っ走ってしまいがち。だが、自分が間違ってると気づいた時は、素直にそれを認められる潔さもある。面倒見がよいため、困っている者は放っておけず、ついつい世話を焼いてしまうようだ。「サモンナイト1〜3」同様、ゲーム開始時に男女どちらの主人公でプレイするかを選ぶことが可能で、名前も変更できる。主人公を男と設定するとライに。女と設定するとフェアになる。

 また、今回は主人公のほかにストーリーに関わる重要キャラクターも公開された。

男主人公・ライ
長い1人暮らしの経験によって大人びている反面、世間の理屈に無条件で従うことができず、そんな自分自身にもどかしさと戸惑いを感じている
女主人公・フェア
しっかり者として頼られるのがうれしい反面、そのせいで普通の女の子として扱ってもらえないことに、密かなコンプレックスを抱いている

竜の子(りゅうのこ)
流星として落ちてきた虹色の卵から生まれた竜の子。その場に居合わせた主人公を親だと思い、なついてしまう。好奇心旺盛なため、トラブルメーカーとして主人公たちを悩ませる。緑やピンク、ブルーの竜の子も存在しているが、これはなにかしらの選択肢によって変更するのだろうか?

リシェル(幼なじみ姉弟の姉)
主人公の幼なじみ。幼少の頃から、主人公、弟のルシアンとともに、いつも3人一緒に行動している。面白そうなことにはすぐ首をつっこみたがる性格で、ノリにまかせた言動が多い。父親のテイラー・ブロンクスは召喚師の組織「金の派閥」の召喚師で、町の実力者。リシェルも「機界・ロレイラル」の術を操ることができる召喚師だが、派閥にはまだ正式には属していない。営利主義である父親に対する反発心から、お嬢さま的な扱いを受けることをひどく毛嫌いしている。楽天主義者に見えるが、本当はちょっぴりさみしがり屋
ルシアン(幼なじみ姉弟の弟)
主人公の幼なじみ。幼少の頃から、主人公、姉のリシェルとともに、いつも3人一緒で行動している。真面目で心配性な性格で、つい勢いに流されてしまいやすいが、根がしっかりしているため2人のフォロー役にまわることが多い。「金の派閥」の召喚師の息子として生まれたが、召喚師としての才能には恵まれなかったため、代わりに剣を習っている。しかしおとなしい性格が災いしてか、今ひとつ伸び悩んでいる様子。それゆえか行動的な姉や主人公に対して強い憧れをもっており、自分のことは平凡な人間だと気にしている。剣士として強くなることで、自分に自信をつけたいと思っている。頼りなさげに見えて、実はストイックな情熱を心の奥底に秘めている

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