まずは「クイズ機動戦士ガンダム 問戦士DX」に挑戦されてみた:「+D GUNDAM」その1――“ガンダム”でご飯3杯はいける生活のススメ(1/2 ページ)
みなさん、ガンダムは好きですか? 「機動戦士ガンダム」をリアルタイムで見ていた人、再放送とガンプラでファンになった人、Zガンダムからの世代、平成ガンダム世代、SEED世代などなど、これだけ多くのシリーズが展開され、長く多くの人に愛されているアニメ作品はほかに類を見ないでしょう。そんなガンダムシリーズを愛する人たちに贈る「+D GUNDAM」、スタートです!
ITmedia +D Games編集部が贈るガンダムネタ満載の連載「+D GUNDAM」
ガンダムファンによるガンダムファンのためのガンダム連載ページ、というのはちょっと言い過ぎ? ガンダムファンが2人集まれば当たり前のように盛り上がるようなネタをはじめ、ガンダムゲームはもちろんのこと、DVDや映画などの映像関連、ガンプラをはじめとする模型やグッズ関連、イベントなどなどあらゆるガンダムに触れていく連載ページ「+D GUNDAM」を今月よりスタート。単に最新情報を発信していくだけではなく、ガンダムファンとして思い入れのある作品やゲームを掘り下げてみたり、インタビューや取材などの企画モノを盛り込みながらアツくお届けしていく予定だ!
さて、連載第1回目となる今回は、ちょっと前だけど7月13日にPSP用ソフトとして発売された「クイズ機動戦士ガンダム 問戦士DX」をピックアップ。このゲームは、数多あるガンダムシリーズからさまざまな形式でクイズが制作され、ガンダム一色に染められたクイズゲームだ。もともとアーケード版で話題になったタイトルなので、ゲームセンターで筐体に100円玉を積み上げながら出題されるクイズに奮闘した人も多いだろう。個人的には、ギャラリーがいるなかでガンダムのクイズに答えるというのは、相当なプレッシャーになっていた。もし、誰でも知っているような簡単な問題に間違えでもしたら……、ああ考えるだけでも胃が痛い(泣)。でもやりたい(笑)。そんなわたしにとっては、このPSP版は願ってもないアイテムである。
さてさて、当連載の担当ライターがどれだけガンダムを知っているのかを知ってもらうには、この「クイズ機動戦士ガンダム 問戦士DX」は格好のアイテムではないだろうか。一応、映像になっている作品に関してはすべてチェック済み。もともと、小学生のころに「機動戦士ガンダム」が放送されていたファースト世代だし、朝の6時から店頭に並んでガンプラにすべてのおこづかいを注ぎ込み、新しい作品が出てはしっかりと見ている(ハズ)。ただ、最初に言っておきたいのは、自分はガンダムが好きなだけであって、ガンダムに詳しいわけではないし、キャラの名前さえ覚えるのがもともと苦手なんだけど……、とプレイ前に逃げ道を作っておいてみたり。
これはガンダムファンに対する挑戦状だ!――「クイズ機動戦士ガンダム 問戦士DX」
舞台は「機動戦士ガンダム」や第08MS小隊でおなじみの一年戦争。ただ、濃すぎたミノフスキー粒子の影響によってレーダーセンサーの使用はおろか、モビルスーツによる有視界戦闘すらできなくなってしまっていた。そこでジオン公国のギレン総帥は「だったらクイズで勝負だっ!」と声高々に宣戦を布告。地球連邦軍を相手にしたジオン公国軍の独立戦争は、クイズによって展開されることになってしまったのだ。いやぁ〜、ありえねぇ(笑)。モビルスーツも使えないミノフスキー粒子の濃さってどんなんだよとか、だったらクイズってどんな発想だよとか、そもそも店頭用ポスターもそうだったが、パッケージイラストにトニーたけざき氏を起用しているあたりに、このゲームの方向性のすべてが示されているのではないだろうか、とも思えてくる。まあ、こういったノリで来られるのは嫌いじゃなく、むしろ大好きなんだけど。
出題されるクイズは4択問題をベースに、○×クイズ、ビジュアル、名セリフなどさまざま。アーケード版を再現した「アーケードモード」では、進んでいくルート(ジャンルやクイズ形式が関係)を選択し一年戦争のストーリーを追いながらクイズに挑戦。クイズの成績によって搭乗するMSが代えられるのだが、ふがいない成績ならばブライトさんから問答無用にMSランクをダウンさせられてしまうのだ。
搭乗するMSによって攻撃力やHPの違いなどがあるため、上位機種に乗ることが好ましいのだが、いかんせんクイズの正解率が関わってくるので降格は頻繁にあっても昇格はなかなか難しい。また、PSP版ならではのモードとして、お手つき回数がなくなるまでクイズに答え続ける「エンドレスモード」や、好きなシリーズを選んでクイズに挑戦する「問戦士モード」が収録されている。さらに、出題されたクイズが「クイズライブラリ」で確認できるのもうれしいし、通信対戦ができるのもPSPの機能を活かしたモードといえるだろう。
出題数も約8000問と膨大な量が収録されていて、対象となっているシリーズもほとんどの作品を網羅しているのも本作の大きな特徴。それぞれのシリーズに思い入れの強いファンが多いので、すべての作品を網羅している人は実は少ないだろうし、そんな人達にこそこのソフトを遊んで欲しいと思う。苦手なジャンルに挑戦するからこそ、自分の得意ジャンルも見えてくるだろうし、得意なシリーズであっても出題されるクイズの難易度に苦戦することは間違いない。もちろん、漢(おとこ)なら勘に頼って正解するぐらいなら時間切れをあえて受け入れるよね?
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