まずは「クイズ機動戦士ガンダム 問戦士DX」に挑戦されてみた:「+D GUNDAM」その1――“ガンダム”でご飯3杯はいける生活のススメ(2/2 ページ)
みなさん、ガンダムは好きですか? 「機動戦士ガンダム」をリアルタイムで見ていた人、再放送とガンプラでファンになった人、Zガンダムからの世代、平成ガンダム世代、SEED世代などなど、これだけ多くのシリーズが展開され、長く多くの人に愛されているアニメ作品はほかに類を見ないでしょう。そんなガンダムシリーズを愛する人たちに贈る「+D GUNDAM」、スタートです!
ガンダムマニア度チェックなんて生やさしいものじゃないのだ!
アーケード版のころから含めて、雑誌などでこのタイトルが紹介される際に「あなたのガンダムマニア度をチェックだ!」みたいな見出しを見かけることが多かったが、いやいや、このゲームはそんな生やさしいものではない。確かにマニア度をチェックできるかもしれない。だが、このクイズにチャレンジすることで、ガンダムファンを自認する人達が、いかに自分の知識が偏っていることを思い知らされるのだ。そして、正解率を突きつけられてはそれを見つめ途方に暮れ、心がくじかれ、いったい何人のファンがテム・レイのごとく壊れていってしまたことか……(いやいや、そんなヤツいないし、そんなゲームじゃないから! あくまでも楽しくガンダムクイズが楽しめるゲームです)。
そんなクイズゲームに挑戦するのだから、それなりの覚悟を持ってスタートボタンに手をかける。深呼吸をして第1問……。
「機動戦士ガンダムより。ザクレロとは何のこと?」
△ 惑星の名前
○ 戦艦の名前
× 果物の名前
□ モビルアーマーの名前
おおっと、最初から「あんた本当にガンダム好きなの? じゃあ、これくらい朝飯前だよね?」と、プレイヤーを試すかのような問題が現れた。ザクレロを知らずしてガンダムを語ることはできない。あれはファーストの第32話、ホワイトベースの戦場が地上から宇宙へと移行し、そこを強襲したビグロに続いて登場したのがザクレロだ。このザクレ……、長くなるのでザクレロについて語るのはここまでにして、答えは「モビルアーマーの名前」だ。楽勝。この程度の問題レベルなら正解率100%はイタダキだな。次は……、
「機動戦士ガンダム第12話より。ガルマ追悼演説を聞いていたときにシャアがしていたネクタイの色は?」
△ 黒
○ 白
× 赤
□ 青
………………………はぁ? シャアのネクタイの色? スーツが白だったのは何となく覚えているけど、ネクタイの色までは分からないよ。これって普通に覚えているものなの? まあ、スーツが白なんだからネクタイも白ってことはないだろう。いやいや、だってシャアだぜ。もしかしたらあり得るセンスかもしれ……、シャア? 赤い彗星のシャア……、シャアと言えば赤。「赤」だ! いやぁ、危ないアブナイ。
とまあ、ここまで気合いを入れる必要はないんだが、一瞬「あれ?」と迷う問題は実際に多いし、文字が微妙に入れ替わっていたり、数値の微妙に違う選択肢など引っかけ問題もあなどれない。出題される問題の内容をみても、つくづく開発からの挑戦状だと感じることも多々あるわけだ。また、名セリフ問題については記憶では正しいと思っていても、実は正しいセリフは微妙に違っていたりする。友達などと会話を重ねていくうちに、微妙な記憶のズレが重ねられていき、あたかもそれが正しいと思いこんでいったに違いない。これはかなり興味深い結果だろう。
正解率約50%……。これでもガンダムファンなんです!
「機動戦士ガンダム」に関する問題ならなんとか答えることができるし、とっさに答えの分からない問題でも消去法から答えが導けたりするのだが、シリーズがどんどん新しくなるにつれ逆に記憶があいまいになっていることに気づかされる。単純なことでも覚えていないことも多い。それは、再放送やレーザーディスク、ビデオ、DVDなどで繰り返し見る機会が古い作品のほうが多かったこともあるだろう。
それで、クイズにチャレンジした結果は全体を通して50%前後という恥ずかしい結果に終わってしまった。映像になっている作品に関しては全部チェックしていると冒頭に書いたが、やはりそれは単に見えているだけということを思い知らされた。知っていて当たり前であろう問題でも答えが全然出てこないのだ。名前を言われても「誰それ?」な世界で惨敗もいいとこ。それでも正解率をハーフでキープできたのは、やはり「機動戦士ガンダム」の存在とビデオとDVDをすり切れるぐらい見た「機動戦士ガンダム0083」で数字を稼いだ結果だ。今の自分にとっては、問題と答えを覚えない限りこの正解率を上げるとこはできないんじゃないか? それにしても、正解率の低いシリーズが嫌いなわけではないのだが、知識として抱えているものの多い得意なシリーズには、かなり偏りがあるなぁと再認識させられた。
でも、ガンダムに関する知識を得るという意味では、このソフトはものすごくいい教科書であることは間違いない。ライブラリモードで間違った問題を再チェックすることも重要だし、プレイ中で再出題された際に前の記憶が残っていれば難なく回答できるし、そうすることで頭の中に入っていく。実際、これまで記憶があいまいだったものに関しては、ここで間違って覚えていたものをリセットすることができた。対戦モードもあるので、友達とPSPを持ちながら並んでチャレンジするのもおもしろいだろう。
というわけで、当連載を担当するライターがどの程度のガンダムレベルなのかをちょっとは知ってもらえたのではないだろうか。ハッキリいって不安な立ち上がりだよ。本当なら正解率75%くらいで、「まあ、だいたいのシリーズは把握してますよ」ぐらいのことは言いたかったのだが、50%ではそんな偉そうなことはほざけない。でも、ガンダムに対する愛情は本物と自負しているので、今後とも「+D GUNDAM」の応援をよろしくお願いします!
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