「スーパーモンキーボール」、「ソニック」、「BLEACH」――セガのWiiタイトルを体験リポート(3/4 ページ)
セガが発売するWii用ソフト、「スーパーモンキーボール ウキウキパーティ大集合」、「ソニックと秘密のリング」、「BLEACH Wii 白刃きらめく輪舞曲」の3タイトルを特集。今回、実機でプレイする機会が得られたのでプレイインプレッションも交えて紹介する。
新生ソニックが超高速でWiiを駆け抜ける――「ソニックと秘密のリング」
「ソニックと秘密のリング(来春発売予定)」はWiiで開発中の「ソニック」シリーズの最新作。「ソニック」シリーズの特徴であるハイスピードアクションはそのままに、Wiiリモコンを使った「傾ける」、「押し込む」、「振る」といった操作を盛り込むことで、まさに「新生ソニック」と言えるゲーム内容になっている。
本作の舞台となるのは、とあるきっかけでソニックが助けることになった“消えゆくアラビアンナイト”の本の中。指輪の精から授かった謎の「リング」によって今までにない能力が使えるようになったソニックが、アラビアンナイトの世界で縦横無尽に冒険する、というのが本作のストーリーだ。本作には、ステージを駆け抜けてゴールを目指すことがメインとなるアドベンチャーモードのほか、Wiiリモコンの機能を活用して4人で遊べるパーティーゲームも多数収録される予定。今回は、メインモードを体験プレイできたので、その内容を紹介しよう。
アドベンチャーモードの最大の特徴は、基本的にソニックは自動的に前進していくということだ。つまり強制スクロールとなっているため、そのほかの「ソニック」シリーズのようにソニックを前進させるためにスティックを倒したり、ボタンを押したりという操作は必要ない。自動的に進んでいくソニックをWiiリモコンを駆使して操作し、さまざまな障害物を避けたり、敵を倒しながらステージのゴールを目指す。
前進が自動で行われるため、アクションに力を入れて遊ぶことができるし、そのスピード感はまるでジェットコースターに乗っているかのよう。これでもかというほど「ソニック」ならではのスピード感や爽快感を味わうことができるのが、本作の魅力と言えるだろう。ちなみにもちろん、止まったり後退したりすることもできるのでご安心を。
操作は、Wiiリモコンを横に向けて両手で持つのが基本的なスタイルとなっており、Wiiリモコンを右に傾ければソニックが右に、左に傾ければ左へと移動する。その操作は自動車のハンドルを操作するのに似ているので、障害物満載のレースゲームを想像してもらえると、Wii版「ソニック」をイメージしやすいかもしれない。ちなみにジャンプは「2」ボタンで行い、ジャンプ中にWiiリモコンを両手で前に突き出すことでホーミングアタックを繰り出すことができる。アタックできるオブジェクトや敵が複数いるときは、空中で連続でアタックを仕掛けて連続攻撃をすることも可能だ。
もちろんステージには、ソニックを加速させるダッシュボードや、ジャンプ台など、「ソニック」シリーズでおなじみのギミックが多数用意されている。また、ギミックの多くは、Wiiならではの操作が用意されている。それらのギミックを上手く使えば、より早くソニックをゴールさせることができるだろう。
また、これぞソニックの醍醐味だと思ったのが超加速。ド派手なエフェクトとともに、常人の目では追えないほどのスピードで駆け抜けるソニックの姿は、非常に格好良かった。
実際にプレイしてみて思ったのは、高速スクロールがこれまで以上に爽快で、かつ操作が分かりやすいということ。また、ゴールを目指すだけなら、これまでの「ソニック」シリーズよりは簡単で、「ソニック」のシビアな操作が苦手という人でも楽しめそうな印象だ。Wiiコントローラを使った操作も小気味よく、プレーヤーとソニックの一体感が感じられる。ジャンプからのアタックなどでは、実際に自分で敵を押し出しているかのような感覚になり、非常に気持ちよかった。
なお、今回も途中でルートが分岐することもあるようなので、ステージのいろいろな部分を走ってみて、隠しルートを探してみるのもいいかもしれない。今回プレイしたステージのひとつ、「ダイナソージャングル」では、広大なジャングルの中を駆け抜けるステージとなっていた。ジェットコースターの連続ループのような場所や、大迫力の渓流下り、スクロールの方向が手前に変化して動物に追われるシーンなど、ジャングルならではの壮大さが味わうことができた。この「ダイナソージャングル」のほかにも、アラビアンナイトを舞台とするステージが多数登場するので、続報に期待して欲しい。
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