プレイステーション 3のHDDを交換してみました(1/2 ページ)
公式サイトのQ&Aでは、どうやらプレイステーション 3のHDDは交換可能だとか。というわけで、さっそく内蔵HDDを交換してみました。
プレイステーション 3には、標準で20Gバイトまたは60GバイトのHDDが内蔵されている。そしてこの内蔵HDDは、ユーザーがPCショップなどで購入してきたHDDと交換して利用することが可能と、公式にアナウンスされている。そこで、何とか入手したプレイステーション 3の内蔵HDDを、別途用意したHDDと交換してみることにした。
ただし、プレイステーション 3の内蔵HDDを交換して利用できると公式にアナウンスされてはいるが、HDDを交換して利用することが保証されているわけではない。万が一、HDD交換中に何らかのトラブルでHDDが壊れたり本体が壊れたりしても、保証は受けられないことになる。もし実際に試そうと考えているのであれば、自己責任のもとで試してもらいたい。
内蔵HDDは本体左側面から簡単に取り出せる
では、内蔵HDDを交換する手順を紹介していこう。
プレイステーション 3の内蔵HDDには、本体左側面からアクセスできるようになっている。「HDD」と書かれたプラスチック製のカバーで覆われているので、まずはこのカバーを取り外す。右側に溝があるので、マイナスドライバーなどを使って引き起こせば、簡単に取り外せる。
カバーを取り外したら、HDDを固定しているネジを外す。矢印の先にある、青色で塗られたネジを外せばよい。そして、ネジの上にある取っ手を引き起こし、HDDを固定している金具ごと右側(本体手前)に向かってスライドさせる。これで、HDDが本体のコネクタから引き抜かれ、取り出せるようになる。
取り出したHDDは、公表されているとおり、ノートPCなどで利用されている、2.5インチサイズ、厚さ9.5mmの、シリアルATA仕様のドライブであった。実際に作業を行った本体では、シーゲート製の60GBドライブ「Momentus 5400.2」が搭載されていた。
あとは、HDDを金具に固定しているネジを4本外し、交換用として用意したHDDを取り付ければよい。組み立て手順は、分解手順を逆にたどればいい。
HDDを交換するだけであれば、外すネジはたったの5本のみ。PCのHDDを交換するよりもはるかに簡単という印象だった。これなら、ほとんどの人が失敗することなくHDDを交換できると言っていいだろう。
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