PS3が可能にする“次世代ゲームの裏側”に迫る――「RESISTANCE〜人類没落の日〜」Insomniac Games現地取材(その2)(2/3 ページ)
PS3のローンチタイトルの中で、特に北米市場におけるキラータイトルとしてユーザーから大きな注目を浴びている「RESISTANCE〜(レジスタンス)人類没落の日〜」。今回はシングルプレイでのストーリーと、マルチプレイモードについて聞いてみた。
マルチプレイ――PS3で本格化するオンラインゲーミングの世界
シングルプレイで本作の世界観をひとしきり味わった後は、やはりマルチプレイ対戦にチャレンジしてみたい。本作はオンライン(最大40人対戦)とオフライン(最大4人対戦)のそれぞれが用意されており、6つのゲームモードと8種類の武器(+グレネード2種)、対戦専用に用意された15のレベル(マップの広さも少人数から大人数戦マップまでさまざま)を使い、人間側かキメラ側のどちらかを選んで戦うことができる。
マルチプレイのリードデザイナーであるマイク・スタウト氏は「オンライン対戦は今までFPSを遊んだことがない、もしくは苦手だと思っているカジュアルゲーマー層に対してどう遊んでもらうかをまず考えた。なるべく多くの方にプレイしてもらうため今回はゲームモードを『ランク・ゲーム』、『カスタム・ゲーム』と呼ばれる2つのポジションにわけた」と言う。
「ランク・ゲーム」
プレーヤーのレベルに応じ、対戦が自動でマッチメイクされるゲームルール固定のマルチプレイ対戦モード。プレーヤーが試合を遊ぶたびに戦績に応じた「ステータス」がサーバ上で更新され、「常に同等のスキルレベルのプレーヤーと対戦する」ことができる。これはオンライン系のFPSでよく言われている"プレーヤーのスキル差をどう解消するか"という問題に対してインソムニアックが考えた解決策で、同レベルの相手と切磋琢磨することでより上級ランクへとステップアップしていくという目標が持てるようになっている。
個人的には、初心者〜中級プレーヤーにはこうしたマッチメイキングは非常にありがたい機能になるのではないだろうか。
「カスタム・ゲーム」
自由に対戦相手が選べるモード。その名の通りゲームのタイプやサイズ、そのほかさまざまなオプションをプレーヤーが自分好みにカスタマイズすることができ、ゲームルールを自由に変更できる。他のプレーヤーが作成したカスタムゲームを検索したり、自分が設定したゲームルールを作成して他のプレーヤーに来てもらうことができるようになっている。後述するフレンドやクランの仲間を誘って練習や真剣勝負をしたり、特殊なルール下での野試合を楽しみたい場合はこちらを選ぶといいだろう。
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