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贔屓したくなるのは男のサガです――「お姉チャンバラ」vs「地球防衛軍」

ディースリー・パブリッシャーが12月14日に発売を予定しているXbox 360用ソフト「お姉チャンバラvorteX〜忌血を継ぐ者たち〜」と「地球防衛軍 3」の優劣をつけるべく、勝手に対決してもらいました。

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左が「彩」役の宮西ななこさん、右が……ま、どうでもいいのですがディースリー・パブリッシャーの広報の岡さん。EDF隊員に扮装したつむじ曲がりジョージと言い張る。便宜上、彩に扮した宮西さんを「お姉ちゃん」と呼ぶ

 12月某日、東京・渋谷――。ディースリー・パブリッシャーの広報・岡さんから電話。「今、どこいます?」とのお誘い。偶然、渋谷にいた筆者が、会社を訪ねてみると、そこには、あられもない姿のお姉ちゃんを同伴した岡さんが、こちらもどこかの電気屋さんみたいな作業着で並んで座って待っていた。

 どうやら編集部を回ってプロモーションへ赴くところらしいが、その前にどうしてもお披露目したかったとのこと。そういえば「お姉ちゃんを連れて、編集部に遊びに行っていいですか?」という岡さんからの誘いを、単なる彼女自慢くらいにしか思っておらず、きっぱり丁重に断った記憶が……。こんなクソ忙しい時期に、なんでお姉ちゃんとなんて思っていたら、こういうことだったのか。こういうお姉ちゃんなら大歓迎です!


 というわけでお話を聞いてみると、2つのタイトルのプロモーションを+D Gamesでお願いしたいとのこと。しかし、我が強い両者はまったく譲らず……。なにやら面倒くさくなったので、2人で勝手に対決してもらうことになった。


ちょこんと座って待つ2人は、明らかに浮いていた
しまいには筆者の腕をつかんでのいがみあいに。さすがにこれには大岡裁きと、対決をしてもらい勝ったら紹介することを約束する

にらみ合う2人……ジョージ邪魔

 ここで岡さん(以下、ジョージ)が動く。「地球防衛軍3」で対戦しようというのだ。お姉ちゃんには極めて不利な対決ながら、広報特権をフルに使い「コレしか今はない!」と言い張った。お姉ちゃんは冷静に仕様書を確認し、「やるわ」とこの勝負を快諾する。この時、筆者の気持ちは傾いた。お姉ちゃんに肩入れしようと……。だって、お姉ちゃんは可愛いもの。


「片手でひとひねりっすよ」と自滅する瞬間

 「地球防衛軍3」ではフィールド上を1対1で勝負できるモードがある。今回はそれを利用し、ジョージは圧倒的経験値から勝利をつかもうという腹らしい。さすがはお姉ちゃん、お行儀は悪いが高圧的にジョージを圧倒。ゲームスタートを待つ。基本仕様として、武器のセレクトができるのだが、ジョージは初期配備のアサルトライフルを装備。お姉ちゃんはそれよりも強いものを選ばせる。余裕をぶっこくジョージは「こんな露出狂の女、片手でひねってやりますよ」とのたまう。

 「へぇー、ならやってもらいましょうか」。かくしてジョージは片手でのプレイを余儀なくされる。いくら経験値があっても、片手でのプレイは移動もままならない。気がつくとへたくそながらも爆風を利用しながらお姉ちゃんはジョージに勝利してしまった。

 そんなわけでジョージには申し訳ないが、今後は「お姉チャンバラ」に力を入れて紹介させていただきます。ビバ! お姉ちゃん。

本当に男はだらしがない……。敗因は片手だからでしょうか? いえ、違います

「お姉チャンバラvorteX〜忌血を継ぐ者たち〜」

 「お姉チャンバラvorteX〜忌血を継ぐ者たち〜」は、主人公の「彩」やその腹違いの妹「咲」、そして殊部隊隊員の「アンナ」といったプレーヤーキャラクターを操作し、襲い来るゾンビたちを倒していく。

 本作の魅力は、穢れた返り血を浴びると“忌血”の力が解放され暴走状態に陥るも、攻撃・スピードともに上昇する能力をコントロールし、襲い来るゾンビたちを斬り落としていくその爽快感にある。運命に翻弄される2人の姉妹を中心に、進化したグラフィックによる剣劇が楽しめるという。彩の2刀流やバイクへの搭乗、巨大ゾンビの来襲など、すべてが前作を凌駕している。

 周囲の時間がゆっくり流れるシリーズおなじみの回避アクション(バク宙や、側転など)とは別に、敵の攻撃をかわす「見切り」が追加。見切りが成功するとその間スローモーション状態となり、敵の攻撃をかわすことができる。この時に素早く攻撃ボタンを押すことで強力な「カウンター」攻撃が発動する新アクションが追加されている。

 本作では、「STORY」や「FREE」などのゲームモードで集めたコスチュームパーツを使用し、自由にキャラクターをカスタマイズする「ドレスアップモード」や、キャラクターモデルを自由に鑑賞できるモードが「ビューモード」などを実装。返り血のカラーバリエーションが追加されたりと、なかなか芸が細かい。


 以前、紹介記事において、「なぜ、お姉ちゃん(特に彩)の露出は高めなんですか?」という質問に、「その方が相手の返り血をより多く浴びることができるからと言われていますが、その詳細は不明です」という解答をいただいていた。

 この合理的な解答は、今回の対決で確信に変わった。ジョージは片手ながらもまったく覇気がない。というか、お姉ちゃんの方ばかり見ている。なるほど、リアル彩は返り血は浴びないが、男のアツイ視線を浴びると強くなるということか。

 おあとがよろしいようで。

「お姉チャンバラvorteX〜忌血を継ぐ者たち〜」
対応機種Xbox 360
メーカーディースリー・パブリッシャー
ジャンルアクション
発売日2006年12月14日
価格7140円(税込)
対応人数1〜2人
(C)2006 TAMSOFT (C)2006 D3 PUBLISHER

 可愛そうなのでちょっとだけ「地球防衛軍3」も紹介。シリーズ最新作の本作は、隊長として仲間を率いる戦闘システムが導入。チームで地球外生物「フォーリナー」と対決する。地球の平和は君の手にかかっている! 本当に小さくなっちゃったが、ゲームは面白いです。はい。


「地球防衛軍 3」
対応機種Xbox 360
メーカーディースリー・パブリッシャー
ジャンル3Dアクションシューティング
発売予定日2006年12月14日
価格7140円(税込)
対応人数1〜2人
(C)2006 SANDLOT (C)2006 D3 PUBLISHER


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