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Xbox Live「裏マニュアル」その2――実際にオンラインでプレイしよう(3/3 ページ)

Xbox 360を活用するのに欠かせない「Xbox Live」。「2006年 秋のシステム アップデート」ではXbox LiveやXbox 360の機能が強化され、より楽しく、より便利にXbox 360が利用できるようになった。そこで今回は、どういった新機能が追加されたのか解説するとともに、Xbox Liveの醍醐味であるオンライン対戦プレイの方法などを紹介していこう。

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「XNA Game Studio Express」対応で、Xbox 360用のオリジナルゲームの製作やプレイが可能に

 そして、新機能の中でも特に注目度の高いものが、「XNA Game Studio Express」で作成されたゲームがプレイ可能になった、という部分だ。

 XNA Game Studio Expressは、Xbox 360およびWindows向けのゲームが開発できるツールで、米国では12月11日より無償配布が開始されており、日本でも近い将来に配布されることになっている。そして、このツールを利用して製作されたオリジナルゲームなどのソフトの起動が新たにサポートされたというわけだ。

 Windowsの世界では、さまざまな開発ツールが配布または販売されており、プログラミング技術があれば、自由にソフトの開発が行えるようになっている。実際にWindows上で動作するオリジナルゲームを開発して配布している人も多数存在している。それに対して家庭用ゲーム機の世界では、一般ユーザーにプログラミング環境が提供されるということはほとんどなかった。特に、今回のように、マイクロソフトがXbox 360向けの開発ツールを、一般ユーザー向けに無償で提供するということは、これまでに全くなかったことであり、非常に画期的なことなのだ。

 しかも、その開発ツールで作成したオリジナルソフトが、「2006年 秋のシステム アップデート」が適用されたXbox 360で動作するのである。家庭用ゲーム機では、独自に開発したソフトの起動ができないようになっているのが一般的。そのため、ゲーム開発スタジオなどでは、開発中のソフトの動作をチェックするために、「デバッグ機」と呼ばれる開発者向けの独自仕様のXbox 360を利用している。

 しかし、XNA Game Studio Expressで開発したソフトは、基本的にどのXbox 360でも動作する。つまり、PCの世界と同じように、Xbox 360向けのオリジナルゲームの開発はもちろん、配布も可能になるのである。将来、Xbox Liveで、自分が開発したゲームが配布されるということも夢ではないのである。

 ちなみに、XNA Game Studio Expressで作成されたゲームなどのソフトを実行するには、「XNA クリエイターズ クラブ メンバーシップ」に参加する必要がある。会費は1年間で1万290円、4カ月のお試し版で5040円の予定となっている。日本でのサービスの開始時期は、現時点ではまだ未定だが、2007年早々にも開始されることになるはずだ。

「Xbox.com」内のコミュニティツール「My Xbox」もパワーアップ

画像 Xbox Liveに加入すると、PC上からXbox Liveで提供されているサービスを活用できる「My Xbox」もすぐに利用可能となる

 Xbox 360の公式サイト「Xbox.com」内には、PCから活用できるXbox 360向けのコミュニティツール「My Xbox」が用意されているが、「2006年 秋のシステム アップデート」に合わせ、My Xboxも強化された。

 My Xboxではこれまでも、ゲーマープロフールの新規作成や編集、フレンドリストの参照、フレンドやゲーマータグを指定したメッセージの送信や送られてきたメッセージの閲覧などの、Xbox Liveで提供されている機能をWebブラウザから利用できたり、「Xboxフォーラム」と呼ばれる掲示板などが使えるようになっていた。

 そして、それら機能に加え、新たにWebブラウザからメンバーシップの種類の変更やマイクロソフトポイントの追加や購入、メンバーシップ代金などの支払い方法の変更、プライバシーに関する設定など、Xbox Liveアカウントに関するより詳細な設定が可能となった。ゲーマープロフィールの編集やメッセージの入力などは、キーボードが接続されているPCであれば、非常に快適に行えるため、普段からPCを利用しているなら、ぜひとも活用したいツールである。

 My Xboxを利用するには、Xbox LiveまたはXbox.comに関連づけられている「Microsoft Windows Live ID」が必要となる。しかし、Xbox 360を利用してゲーマータグを作成したときに、そのゲーマータグと関連づけられたMicrosoft Windows Live IDが作成されているため、すでにゲーマータグを作っていれば、特別な作業を行うことなく、すぐにMy Xboxが利用可能となる。Xbox.comにアクセスして、右にある「My Xbox」をクリック。そして、「My Xboxへのサインイン」をクリックし、Xbox 360でゲーマータグを作成したときに入力したメールアドレスとパスワードを入力すだけで、My Xboxにサインインされ、すぐに利用可能となる。

画像 「My Xbox」トップページ右の「My Xboxへのサインイン」ボタンをクリックし、Xbox Liveアカウント作成時に登録したメールアドレスとパスワードを入力し、「サインイン」ボタンをクリックする
画像 「My Xbox」にサインインすると、自分のゲーマーカードが表示されるとともに、メッセージの送信や閲覧、フレンドの状態、Xbox Liveアーケードで配信されているゲームの一覧などをチェックできる

画像 「Xbox フォーラム」は、他のプレーヤーとの情報交換などが行える掲示板システムだ
画像 さらに「My Xbox」では、メンバーシップの変更やマイクロソフトポイントの購入、ユーザー情報の変更なども行える

Xbox Live“激”テクニック:北米アカウントを作成する方法

 Xbox Liveで提供されるサービスは、国や地域にかかわらず基本的に違いはない。Xbox Live経由でのゲームの対戦やメッセージの送受信、音声チャット、Xbox Liveマーケットプレースなどの基本となるサービスは、全世界で共通に提供されている。

 しかし、コンテンツ内容に関しては国や地域ごとに異なっている。例えば、Xbox Liveマーケットプレースで配信されるゲームの体験版や映像ソフトなどのコンテンツ内容は、国や地域ごとに管理されており、それぞれ独立した内容となっており、Xbox Liveアカウントに設定されている国情報を参照し、アクセスできるコンテンツが決定されるようになっている。そのため、国情報が日本に設定されているXbox LiveアカウントでXbox Liveにサインインした場合には、日本向けのコンテンツにのみアクセスでき、米国や欧州で配信されているコンテンツにはアクセスできないようになっている。

 とはいえ、米国や欧州では、日本で配信されていないゲームの体験版が多数配信されており、非常に魅力的。ゲーム好きとしては、ダウンロードして楽しんでみたいと考えるのが自然だろう。そこで、日本から米国で配信されているコンテンツをダウンロードして楽しむテクニックを紹介しよう。

 ちなみに、ここで紹介する方法は、正規のアカウント取得方法ではない。何かトラブルが発生したとしても、自力で解決しなければならない。もちろん、トラブルに対する保証やサポートも一切ない。とにかく、自己責任で試してもらいたい。また、本誌やマイクロソフトに、この件に関して問い合わせることも厳禁だ。

 さて、日本から米国で配信されているコンテンツにアクセスするには、国情報が米国に設定されているXbox Liveアカウントを用意する必要がある。しかし、日本からでも米国のXbox Liveアカウントを作成することは可能なのである。Xbox Liveアカウントを作成するときに、「国や地域」を「米国」にすればいい。それ以降の作業は、日本のXbox Liveアカウントを作成する場合と何ら変わらない。

 ただし、「国や地域」で「米国」を選択した場合、それ以降の個人情報、例えば住所や電話番号は、全て米国のものを入力しなければならない。日本の住所や電話番号を入力しても登録は不可能なので、どうにかして米国の住所と電話番号を用意しよう。例えば、米国に留学または赴任している家族や知人がいるなら、その家族や知人が住んでいる米国の住所と電話番号を利用させてもらう、などだ。

 また、Mirosoft Windows Live IDは、あらかじめ作成しておいたものではなく、新規に作成するようにしよう。なぜなら、あらかじめ作成しておいたMicrosoft Windows Live IDでは、国情報がすでに登録されているからだ。そのため、Microsoft Windows Live IDとして関連づけられていないメールアドレスを用意しておこう。

 そして、もう一点注意すべき点がある。それは、入力は全て英語(アルファベット)で行う必要があるという点だ。氏名もアルファベットで入力しなければならないので要注意だ。

 ちなみに、米国のXbox Liveアカウントで利用できるクレジットカードは、米国で発行されたものに限られる。つまり、日本で発行されたクレジットカードを利用したメンバーシップ料金やマイクロソフトポイントの購入代金の支払いは不可能だ。とはいえ、ゲームの体験版をダウンロードして楽しむだけであれば、Xbox Liveシルバーメンバーシップで問題ないため、日本から米国のXbox Liveアカウントを作成する場合には、Xbox Liveシルバーメンバーシップのアカウントを作成するようにしよう。

 以上に気を付ければ、日本からでも米国のXbox Liveアカウントが取得できる。アカウントが取得できれば、あとはそのアカウントでXbox Liveにサインインするだけで、米国で配信されているコンテンツにアクセスでき、ゲームの体験版などがダウンロードできるようになる。

画像 Xbox Liveアカウント作成時に、「国や地域」で「米国」を選択する
画像 連絡先住所や電話番号は、米国のものを入力する必要がある。また、入力内容は、名前などもすべてアルファベットのみでの入力となる

画像 すでに作成済みのWindows Live IDを利用すると、日本のアカウントになってしまうため、新規のメールアドレスを用意し、Windows Live IDを新たに作成するようにしよう
画像 日本で発行されたクレジットカードを利用した料金の支払いは不可能なので、Xbox Liveシルバーメンバーシップを選択しておこう

画像
作成した米国のアカウントでXbox Liveにサインインすると、米国で配信されている体験版ゲームなどをダウンロードできるようになる

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提供:マイクロソフト 株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:206年12月31日

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