ついに登場――Wiiリモコン用充電バッテリー&ワイヤレスセンサーバー:2007 International CES(1/2 ページ)
International CESにはゲーム向け周辺機器メーカーも多数出展しており、魅力的な製品も数多く展示されている。そこでここでは、CESで見つけた“使える”周辺機器を紹介しよう。
専用スタンドで充電できるWiiリモコン用充電バッテリーなどWii向け実用グッズも
ゲーム機のコントローラなどの周辺機器を多数発売しているNyko Technologies。昨年は、Xbox 360用外付け空冷ファン「Intercooler 360」を展示していたこともあり、今年もそういったひと癖ある周辺機器が展示されているものと期待していたが、今回はかなり実用的な周辺機器が多数展示されていた。
その中で、特に実用性が高いと思われるのが、Wii向けとして用意されていたWiiリモコン用充電キット「ChargeStation for Nintendo Wii」だ。Wiiリモコンの乾電池ホルダーにすっぽり収まる形状のニッケル水素バッテリーと、バッテリーの充電用端子にアクセスできるような小窓が用意された専用の裏ぶた、専用の充電台がセットになっており、充電台にWiiリモコンを置くだけでバッテリーの充電が可能となっている。また、この専用の裏ぶたは表面がラバーコーティングされており、滑りにくいように工夫もされている。
Wiiリモコンは単三形乾電池2本で駆動するが電池の消費量が激しく(カタログスペックで約30時間以上)、結構な頻度で電池交換を余儀なくされる。また、単三形の充電池を利用している場合でも、充電池の残量がなくなるとWiiリモコンから取り出して充電しなければならず面倒だ。しかしこの製品を利用すれば、いちいちバッテリーを取り出すことなく充電が可能なので、いつでも電池切れを気にすることなくWiiを楽しめるというわけだ。バッテリーのフル充電は約4時間で完了し、約22時間ほどの連続プレイが可能だそうだ。価格は北米市場で29.99ドル、販売時期は1月末を予定している。
また、Wii用周辺機器としてワイヤレス型のセンサーバー「Wireless Senser Bar」も展示されていた。Wii付属のセンサーバーはWii本体とケーブルで接続する必要があるため、センサーバーから伸びるケーブルの配線が面倒だったり、ケーブルがあるために設置場所に制約がある。しかしこの製品であれば、単独でセンサーバーとして機能するため、設置場所の制約が少なくなり、非常に扱いやすい。
バッテリーには単四形充電池を4本利用し、最大30時間の連続使用が可能。また、1時間または2時間で電源をOFFにするタイマー機能も内蔵されており、電源切り忘れの心配もない。センサーバーの設置でケーブルが邪魔と感じている人にとっては、かなり魅力的な製品ではないだろうか。価格は北米市場で19.99ドル、こちらも販売時期は1月末頃を予定している。
4個のPS3コントローラを同時に充電できるアダプタなどPS3向けグッズ
Nyko TechnologiesはWii用の周辺機器だけでなく、プレイステーション 3用周辺機器も展示しており、その中にも使えそうな製品がいくつかあった。
まず、同時に2個のPS3コントローラを充電できる「Dual Charger AC」という製品。これは、単にACアダプタに電源供給用のUSBコネクタを2個用意しただけのもので、付属のUSBケーブルを利用してPS3コントローラを2個同時に接続して充電が可能。非常に単純な製品だが、PS3本体の電源が切れている状態でもコントローラを充電できる点が魅力となる。価格は北米市場で24.99ドル、販売時期は1月末頃を予定している。
またPS3コントローラの充電器としてはもう1種類展示されていた。こちらは「Chage Base」という製品で、4個のPS3コントローラを一度に急速充電できる。しかも、USBケーブルを接続することなく、コントローラを直接取り付けて充電可能となっている。コントローラの収納ラックとしても活用できるため、たくさんのPS3コントローラを持っている人にとってかなり便利なグッズではないだろうか。価格は北米市場で29.99ドル、2月上旬に発売予定だそうだ。
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