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かんたん! かわいい! 奥深い! 新作MMORPG「コンチェルトゲート」――基本料金無料で4月サービス開始スクウェア・エニックス/NHN Japan共同記者発表会(2/2 ページ)

スクウェア・エニックス/NHN Japan共同記者発表会で発表された新作MMORPGは「コンチェルトゲート」。MMORPG「クロスゲート」の続編にあたる本作は、ハンゲームのコンテンツとして基本料金無料でのサービス提供となる。

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 発表会終了後は会場の一角でいちはやく本作を体験プレイすることができたので、さっそく果敢にプレイしてみた筆者。中世の騎士のようなキャラクターを動かしてみたのだが、街での会話、移動、そして街から出てモンスターに遭遇、バトル、アイテム取得まで、本当にすべてがマウスのみでできるということを確認した。グラフィックのきれいさ、かわいらしさもなかなかで、好みが合えばかなりハマれるのではないかという印象。


体験プレイはお姉さんの優しい説明のもと行われた

 筆者がプレイしたキャラは「連撃」、「ボルケーノ」、「ストーム」、「気功弾」という4つの技を持っていたので、そのどれもを試してみたのだが、それぞれに攻撃範囲や特性も違えば、見た目のエフェクトもまったく違う。個人的には広範囲でド派手なボルケーノで敵を一掃するプレイが気持ちよかった。ほんの少しの体験プレイだったが、もしかしたら今年のMMORPG界を賑わす大作になるかもしれない、という可能性を感じさせてくれる、快適で楽しいプレイを味わうことができた。

「コンチェルトゲート」とは?――「かんたん!」、「かわいい!」、「奥深い!」

 発表会でも触れていたが、「コンチェルトゲート」は優しくほのぼのとした世界観、イラストの中を歩くような暖かみのあるグラフィック、シンプルかつ奥深いゲームシステムを特徴とする正統派ファンタジーオンラインRPGを謳っている。開発を担当するのは前作「クロスゲート」の運営に関わり、パワーアップキットの製作にも携わったポンスビックが担当している。

 「かんたん!」、「かわいい!」、「奥深い!」と3つのプレイキーワードを掲げている本作では、さらに「プレーヤー同士の絆」を深めるコミュニケーション要素も重要視している。門戸を広くしておく観点から、ゲームソフトは無料でダウンロード可能で、基本利用料も無料での提供となる。

 スクウェア・エニックスがゲーム制作を行い、NHN Japanが「ハンゲーム」の中でサービスを提供、公式サイトの運営・企画を行う本作は、本日1月24日より1万人のクローズドβテスターの募集を開始した。2月末にはクローズドβテストを実施し、その後4月にはオープンサービスを実施する予定となっている。

ストーリー

ここではないどこか――

ファーレン王国、その首都ファンブルグ。

王宮、リセリア城の地下では、長い間禁忌とされてきた異人召喚の儀式が、今再び執り行われようとしていた。

「異世界よりの客人(まろうど)に、世界を救う者あり」

伝説に語られる勇者の再来を、心待ちにする王族達。

すべてはこの世界に迫りつつある、大災厄の種をほふるため……。

突如、訳もわからず異世界に招かれてしまったあなたは、「勇者候補」として召喚されたにも関わらず試練に合格できず、ファンブルグ市街に放逐されてしまう。

そのうえ、自分と一緒に召喚されてきた少女トカマクは、勇者として認められたらしいと聞き、落ち込みも最高潮に。

これは、落ちこぼれの元・勇者候補達が、ひとりの少女のために奏でる物語。

「勇者」じゃない僕たちにも、できること。

それは、手と手を、つなぐこと。


 「コンチェルトゲート」は、中国を中心に全世界累計2300万人の会員を誇る、“カワイイ系MMORPG”である「クロスゲート」の正統な続編となる。前作で親しまれた、温かい世界観、キャラクターの可愛らしさ、また誰でもプレイしやすいシステムを踏襲しつつ、新しい仕掛けをふんだんに盛り込んだ、ほのぼのファンタジー世界での“暮らし”、“冒険”、“まったりコミュニケーション”をテーマにしている。前述した「かんたん!」、「かわいい!」、「奥深い!」と3つのプレイキーワードとは以下のことを表している。

  • 「かんたん!」:エンカウント制の戦闘とセミリアルタイムバトル
  • 「かわいい!」:手描き調の3D背景と着せ替えキャラクター
  • 「奥深い!」:豊富な職業とスキル、使い魔育成、テラジェネレーションシステム

 まず「カンタン!」で挙げられたエンカウント制の戦闘とセミリアルタイムバトルについて軽く紹介しよう。

 「コンチェルトゲート」では、2種類のエンカウント方式によるバトルシステムを採用している。シンボルエンカウントは、フィールド上で目に見える敵(シンボル)に触れることで戦闘が開始されるシステムで通常はこのシステムでの戦闘となる。もう1つのランダムエンカウントは、フィールドやダンジョンを歩いているとランダムで戦闘が開始されるシステムで、モンスターが徘徊している姿が見えているものを差す。

 これらのどちらかで戦闘に突入すると、「セミリアルタイムバトル」によって、プレーヤーは1ターンごとに行動入力を行うことになる。1ターン=1秒で自動進行し、複数のキャラクターが同時並行でバトルしていく。このことにより、プレーヤー同士の連携攻撃(コンボ)やスキルの発動、魔法、防御、攻撃の阻止などが円滑に行われることになる。なお、戦闘は最大10体10で行われる。

ちなみに要所要所でチュートリアルが差し込まれるので、新規ユーザーでも取っつきやすくしている

 そして、「かわいい!」で挙げられたビジュアルについて。本作は、遊びやすい見下ろし画面に加え、MAPイメージは3Dで、建物や表示物は手描きした2Dで作成されている。このことにより、3Dの持つ奥行きと、手描き2Dによる温かみが融合するハイクオリティなビジュアルを実現し、ほのぼのとした雰囲気を醸し出している。フィールドには四季があり時間によって昼夜が入れ替わるようになっている。


 また、キャラクターは男女合わせて全34種類のキャラクターから選ぶことになるのだが、これらの目の色や髪型、肌の色や頭身などを自分の好みにカスタマイズすることが可能となっている。利き腕などの変更も可能で、武具装備は色替えを含めずに100種類ほどあり、これらを変更すると、グラフィックもキャラクターに反映される。誰ともかぶることがない、自分だけのキャラクターを作成することができるわけだ。


バルサという木材を伐採

 最後に「奥深い!」で触れたスキルと職業などについて紹介しよう。本作では、「戦闘系」、「生産系」、「特殊系」と3つの職業分類があり、3つを合計して15種類(オープンサービス時)の職業が存在する。戦闘系(5種類)は、「物理攻撃タイプ」と「魔法タイプ」があり、戦闘に長けた専用能力やスキルを使用できる。生産系(8種類)は、「一次職人タイプ」と「職人タイプ」」があり、アイテム生成などを行う事が可能。そして特殊系(2種類)は、モンスターを仲間にする「使い魔育成システム」や「踊る」などの特殊スキルを使用することができるようになっている。なお、「使い魔」などに関連することだが、ゲーム内に登場するモンスターはすべて育成して仲間にする事が可能。また、「マルチキャラクター選択」によって、1アカウントで複数のキャラクターを同時起動し、ゲーム画面内に設置してある「切り替えタブ」を使用し任意に操作キャラクターの切り替えが行えるようになっている。

 特徴としては、「テラジェネレーションシステム」が採用されており、生産タイプのスキルである「伐採・採掘・狩猟」を行っていると、その影響がグラフィカルに地形に反映され、さらに生産物も変化する仕様となっている。ゆっくりと時間はかかるものの、自分の行動がフィールドに反映されていくというわけだ。テラジェネレーション関連機能として、家、店、橋などの建築も可能となるという。


  • 「CONCERT GATE」(コンチェルトゲート)
  • プラットフォーム:Windows用
  • ジャンル:新生&王道 オンラインRPG
  • プレイ環境:未定
  • サービス形態:プレイ料金無料(アイテム課金予定)
  • 企画・監修:スクウェア・エニックス
  • 開発:ポンスビック
  • 運営:NHN Japan
Published by NHN Japan Corporation
Developed by ponsbic
(C)2007 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.


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