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EAの日本スタジオ閉鎖へ――されど体制に影響はナシ?

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 エレクトロニック・アーツは一部報道で伝えられたとおり、3年前に立ち上げた日本スタジオを今年中には閉鎖する意向であることを明らかにした。

 現在、エレクトロニック・アーツはニンテンドーDS用ソフトとして3月15日に発売予定の「テーマパーク DS」をはじめ、2月22日発売予定の「シムシティ DS」と3月8日発売の「ドラゴン桜 DS」を予定している(「テーマパーク DS」のみ日本スタジオが開発)。これらの発売に関しては閉鎖による影響はなく、従来どおりに発売されるとのこと。

 日本スタジオは、エレクトロニック・アーツ パートナーズ(以下、EAP)の一部として設立されている関係上、今後日本での開発についてもEAPが統合し行うことになる予定。そもそもEAスタジオは、ワールドワイドなタイトル製作を目的としており、日本だけではなく、カナダやイギリス、中国など世界各国に展開している。今回の閉鎖は、日本スタジオのみをエレクトロニック・アーツが別で持つ開発チームに統合しようというもので、組織変更のひとつという位置づけのようだ。

 このわずか3年での閉鎖について推測するに、年に1タイトルはコンスタントに輩出している他国のスタジオに比べ、この3年で発売にこぎつけたものが「テーマパーク DS」しかないこと(「シムシティDS」と「ドラゴン桜 DS」は外部開発)や、計画されていた次世代ゲーム用タイトルの開発中止などが影響しているものと思われる。

 なお、今後もニンテンドーDS用タイトルの開発は、世界規模での展開を視野に入れて、引き続き継続されるとのこと。もちろん、海外タイトルをローカライズしての販売について影響はない。

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