プラネックスコミュニケーションズとTeam XLinkは、ゲーム市場での新しいサービス、製品の共同開発および、現在Team XLinkが非営利目的で運営する「XLink Kai Evolution VII」を使ったネットワークサービスの、日本での共同運用を目的として提携したと発表した。
「XLink Kai Evolution VII」は、PSPの人気ゲームタイトルについて、オンライン環境での協力プレイや対戦を可能とするフリーソフトウェアを使ったサービス。Xbox やニンテンドーゲームキューブなどでも利用可能。今後プラネックスコミュニケーションズとTeam XLink は、現行の「XLink Kai Evolution VII」の次世代バージョンを共同で開発。またプラネックスコミュニケーションズが開発するネットワーク機器と、Team XLinkの技術を融合させることで、オンラインプレイに対応していないゲームでもインターネットを介して対戦、協力プレイを可能にするとしている。対応ゲームソフトは、据置式ゲーム機から携帯ゲーム機まで多岐にわたり対応する予定とのこと。
このほか、英語環境で運営されているXLink Kai 公式サイトの日本版をプラネックスコミュニケーションズが運営することも発表された。近日公開予定だが、これによりダウンロードやユーザー登録、各種説明などが日本語対応となる。またXLink Kaiの日本語版ソフトウェアをリリースする予定だ。
また大規模なアクセスを想定した専用サーバを、日本国内数カ所の拠点およびアジアに設置し、メンテナンスを含めプラネックスコミュニケーションズが運用する。これによりサーバ側の負荷やトラブルで接続できないユーザーを減らして、安定してサービスを利用できるようになるとのこと。日本国内では現在、東京(恵比寿、池袋)で合計3台のサーバが本サービスを目的として稼動している。
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