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Windows Live メッセンジャーに対応――Xbox 360「春のシステム アップデート」配信スタート
マイクロソフトは、Xbox 360のシステム アップデートを本日5月9日より開始。Windows Live メッセンジャーへの対応をはじめ、機能強化も施された。
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マイクロソフトは、4月11日に発表したXbox 360「春のシステム アップデート」を5月9日より配信をスタートした。これにより、Windows Live メッセンジャーへの対応やダウンロード中にXbox 360本体の電源ボタンを押しても、画面が消えたまま低消費電力でダウンロード完了まで動作が継続するよう設定可能になった。
Windows Live メッセンジャーへの対応は、ゲームや音楽、映画を楽しみながら、Windows Live メッセンジャーのユーザー(MSN メッセンジャー ユーザーを含む)とテキスト チャットが行えるというもの。また、Xbox 360のフレンドリストにWindows Live メッセンジャーのメンバーとXbox LIVEのフレンドをまとめることができるようになった。
さらに、ディスクトレイにゲームが入っていると、ダッシュボードにゲーム名が表示されるようにもなる。また、ゲームを選択すると、そのゲームの実績とゲーマースコアが表示。初代Xboxのゲームをトレイに入れた時は、ゲームの名前が表示される。
このほかにも、PCに保存されているWindows Media DRM(WM-DRM)で保護されたコンテンツをXbox 360からストリーミング再生可能に。また、ストリーミング再生時にも、以前中断した続きから再生できるようになった。
その他、さまざまな機能強化も施されている。
- Xbox LIVE マーケットプレース画面:新しく「マーケットプレース」画面が独立。Xbox LIVE マーケットプレースで配信されるゲームの予告編や、デモ、ゲームの追加コンテンツなど各種コンテンツが探しやすくなった。
- Xbox LIVE アーケードの機能強化:友達が遊んでいるXbox LIVE アーケードゲームを一目で確認可能に。ランキングや実績の獲得状況のフレンドとの比較が簡単にできるようになった。また「フレンドへのメッセージ」機能の拡張により、自分の実績やハイスコアをフレンドに自慢できるようになった。
- コンテンツをダウンロードする際の空き容量確保:マーケットプレースからコンテンツをダウンロードするとき、空き容量が不足している場合、コンテンツを整理可能に。これは、ビデオ、ゲームのトレーラー、デモ、アーケードゲームをサイズが大きい順に表示し、整理するというもの。表示は「メモリー」からも参照でき、どのコンテンツがディスクの容量を占めているかユーザーが簡単に確認できる。
- 自動ダウンロード機能:Xbox LIVE アーケード ゲームの無料お試し版について、新着リリースだけでなく、すべてダウンロードするオプションが追加。
- 実績獲得のお知らせ:ゲームを中断することなく、獲得した実績の名前や、獲得したゲーマースコアが表示。
- ゲームに参加できるプレーヤーの表示:最近遊んだプレーヤーのリストとフレンドリストで、そのプレーヤーのゲームへ参加可能かどうか表示。
- ビデオ再生機能の強化:早送りスキップ、巻き戻しスキップを次のチャプター、前のチャプターヘ飛ぶように変更。ビデオは素早いスキップが可能なように10のチャプターに分割される。ビデオ再生中にどの部分を再生中かを示すバーが表示される。また、分割されたチャプター位置もバー上に表示。ビデオ再生時に設定できる映像の縦横比の選択肢が増えた(自動、レターボックス、全画面表示、引き伸ばし、実際の縦横比)。途中まで再生したすべてのビデオコンテンツの再生位置と映像の縦横比を記録する。次回再生時に、続きから観ることができる。
- 再生可能なビデオ フォーマットの追加:H.264 ビデオ再生対応。最大15Mbps、ベースライン プロファイル、メインプロファイル、ハイプロファイル(level 4.1まで)/2 チャンネル AAC LC、MPEG-4 Part 2 ビデオ再生対応、最大8Mbps、シンプルプロファイル(2 チャンネル AAC LC)
- ビデオ コンテンツのフォルダー表示:Xbox 360に接続された、すべてのデバイスでビデオコンテンツのフォルダー表示に対応。
- スクリーンセーバーの無効化:スライドショーの表示中は、スクリーンセーバーが有効にならないようになった。
- 「保護者による設定」機能の拡張:ビデオチャットおよびボイスチャットに関して別々の設定が可能になった。
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