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“次元ワザ”で謎を解決! 奥深いストーリーで展開されるアクションアドベンチャー「スーパーペーパーマリオ」レビュー(3/3 ページ)

「ペーパーマリオRPG」のペラペラなマリオがアクションゲームとしてWiiに登場。2Dと3Dの世界を行き来しながら、行く手をふさぐ謎を解き明かして進んでいこう。

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クリア後も楽しめる要素が満載

画像 難関の100Fダンジョン。途中セーブ不可、ゲームオーバーになると最初からやり直しという厳しい条件だ。見たこともないような強敵も登場し、難易度はかなり高い

 ステージはどこもなかなか凝った作りになっていて、いったんクリアした後でも、さまざまな能力を使ってステージを探索していくことという楽しみがある。そのためのコレクション要素も満載だ。

 まずは、カード。特定のアイテムを使うことで敵のカードを入手することができるのだ。カードを入手するとその敵への攻撃力が倍になり、大きなダメージを与えることも可能になる。ただし、このカード、普通のザコ敵のものだけでなく、ボスや街の住民やフェアリンなども含む登場人物全てのものがあり、その数は250以上。ザコ敵以外のカードはあちこちの宝箱に隠されているので、コンプリートするのもひと苦労だ。


画像 料理に関しては「おりょうりデータ」というアイテムが用意されており、それを手がかりにすれば、ほとんどの組み合わせがわかる。ただし、データ自体があちこちに隠されているので、やっぱり探索しないとそろわない

 続いてペーパーマリオRPGにもあった料理。アイテムを1個、または2個組み合わせて行い、手に入れた料理はメニュー画面から見られるリストに登録されていく。料理は店で売られているアイテムよりも回復量が多かったり、素材のアイテムよりも高く売れるようになるなど、メリットが多い。ただし、できあがった料理をさらに組み合わせたり、素材となるアイテムがランダムでしか手に入らないなど、これもまた全ての組み合わせを見つけ出すのはかなり大変だ。

みんなで楽しめるミニゲームも

画像 マニュアルでも紹介されている“オバケバスター”。テレサに連れ去られそうなキノピオを助けると、回復してくれたり、テレサの動きを止めたりしてくれる

 街にあるゆうぎ場では、3つのミニゲーム(ゴールドカードというアイテムを入手するとさらに遊べるゲームが増える)が用意されており、こちらはWiiリモコンの機能を活用したものとなっている。ミニゲームはどれもルールが単純で、遊び方などを読まなくても、直感的に何をすればいいのかがわかり、すぐにプレイすることができるだろう。ひとりで遊んでも、もちろん楽しめるが、友人などと一緒に遊んだ方が盛り上がるだろう。1プレイ専用なので、コントローラを回しながら遊ぼう。

アクションが好きな人にも、パズルや謎解きが好きな人にオススメするマリオ

 ゲーム中にローディングなどをほとんど感じさせない作りや、適度なステージの長さなど、ゲームとしての完成度が高く、このあたりはさすがにマリオシリーズ。元々はゲームキューブ用に開発されていたというが、ボタンが少ないため、ゲーム中に操作が忙しくなる場面が見られるものの、逆にWiiならではの要素をふんだんに盛り込んで、しっかり遊べるソフトに仕上げられている。

 アクションゲームとして見た場合、とりあえず1度クリアするだけなら、難易度はそれほど高くない。ボス戦の前などに回復アイテムが用意されていたり、レベルを上げれば攻撃力や体力が増えるといったお助け要素もあるので、プレーヤーを選ばず、誰でも楽しめるはずだ。ミニゲームなども考え合わせると、友だちや家族でワイワイ遊ぶのがベストなのかもしれない。特にパズルや謎解きが凝っているので、そちらを求める人には、非常に楽しい時間を過ごせるだろう。

画像 ハザマタウンとウラハザマタウンの行き来など、移動に手間がかかるところには、ちゃんとショートカットが用意されている
画像 一部、強敵が登場する場所もあるが、全体としてみると、マリオを操作して敵を倒していくというアクションゲーム的な面よりも、さまざまな能力を利用して障害を突破していくというアドベンチャー的な面が強いように思える
(C)2007 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


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