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プレイアブルタイトル多数、ほぼすべてのブースで長蛇の列「SQUARE ENIX PARTY 2007」ブースリポート(後編)スクウェア・エニックス「SQUARE ENIX PARTY 2007」:(1/2 ページ)

初日の「SQUARE ENIX PARTY 2007」のブースリポート後編では、「ファイナルファンタジー」関連ブースを中心にお届けしよう。

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(ブース紹介前編はこちら

「クライシス コア ファイナルファンタジーVII」ブース

 「ファイナルファンタジー VII」(以下、「FF VII」)の主人公であるクラウドと関係が深いキャラクター、ザックスが主人公のアクションゲーム。「FF VII」以前の時代が描かれ、クラウドやセフィロス、タークスのレノといった人気キャラクターが多数登場する。


 PSPでリリースされるが、その映像クオリティはすさまじく、PSPでのグラフィック技術もここに極まれりと言ってなんら違和感がないほどだ。特にセフィロスやクラウドらキャラクターのモデリングが秀逸なので、「FF VII」ファンはぜひプレイしていただきたい。なお、かなり早い段階からブースは120分待ちになるなど、非常に人気が高い。


 試遊台では、“ザックスvs.ジェネシス”、“バハムートを超える者”という2つのシナリオを体験可能。“ザックスvs.ジェネシス”では、新羅カンパニー本社になぜか攻め込んできた新羅の兵器から、本社を守るというストーリー。“バハムートを超える者”は、同じく襲われた新羅カンパニー本社を救うべく、離れた高速道路から本社ビルに向かう……という内容だ。

 どちらのシナリオでも、本作のキモとなるバトルを存分に楽しむことができた。一見、アクションRPGに見えるが、アクション要素はさほど高くない。キャラクターの移動は自由に行えるが、「戦う」や「ファイア」といったコマンドを選択すると、その行動がオートで行われるためだ。「戦う」を連続で選択すると、付近の敵まで自動的に移動して斬りつけまくる、といった具合だ。

 ゲームシーン自体はリアルタイムで進行しているため、バトルのスピード感はかなりのもの。連続攻撃や、多段攻撃を行える特殊技もあるため、爽快感もバッチリだ。コマンドはLRで選択し、「ファイア」や「ケアルラ」といった魔法も直接選べるため、ストレス無くバトルを楽しめた。また、剣による攻撃が届かない場所に居る敵には「ファイア」で攻撃、というように、地形による戦略要素もあるようだ。

 ちなみに、画面左上にはスロットのようなものがクルクルと回っており、ときたま“MP+7”などのうれしい効果が発生する。このスロットは任意に止めることはできないため、運が良ければさまざまなメリットが発生するシステム、という印象が強かった。試遊台では体験できなかったが、ゲームの進行やキャラクターのステータスに応じて絵柄がそろいやすくなるようだ。このシステム本来の魅力は、製品版までちょっとおあずけ、といった感じであろうか。

 なお試遊台で遊んだ人には、特性サントラCDがプレゼントされる。

「ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア」ブース

 今秋に発売を控えた「ファイナルファンタジータクティクス」シリーズ最新作。早い時間から120分待ちという状態で、期待の高さをうかがえる。大きな小屋のような形をしたブースで、試遊台では初めてイヴァリース(ゲーム中の世界)に訪れた状況からゲームを楽しめる「New Game」と、大きな街でクエストにチャレンジできる「Load Game」の2つのゲームを楽しめた。

 New Gameでは、獣人のシド率いるクラン一行が、デカトリスというモンスターと戦っているシーンからゲームは始まる。いきなりその世界に放り込まれた主人公、横には謎の獣人と巨大なモンスター。獣人は「死にたくなかったら、俺たちのクランに入れ!」と叫ぶ。現在の状況を把握できぬまま、主人公はクランという組織に入る……。

 そんな導入シーンが終わると、巨大モンスター「デカトリス」とのバトルがスタート。小さなモンスター「コカトリス」が2匹、いつのまにやら戦闘に参加しているようだ。ゲーム序盤だからか、プレイ感は前作「FFTA」とかなり似ており、スムースにプレイできる。目標のモンスター「デカトリス」は、4マスも場所を取る巨大さ! いきなり迫力全開のバトルを楽しめるのだ。

 戦闘に勝利した後は、イベントシーンや新たなクエストを楽しめる。試遊台ながら、なかなかのボリュームを誇っている。

 

「ファイナルファンタジー XII インターナショナル ゾディアックジョブシステム」

 2005年に登場した「ファイナルファンタジー XII」(以下、FF XII)のインターナショナル版。ブースの正面では、本作を象徴するキャラクター“ジャッジマスター・ガブラス”(の鎧)がお出迎え。


 本作は、ボイスが英語になったほか、ゾディアックジョブシステムを新たに採用している。「FF XII」ではジョブは存在しなかったが、本作では白魔道士や黒魔道士といったジョブがシステムとして存在している。ゲーム中で選択したジョブにあわせて「ライセンスボード」の形が変化する仕組みだ。このため、使用しているジョブ“らしく”能力値やアビリティを強化できるのだ。なお選択したジョブの変更は行えない。

 また、召喚獣やラモンなどのゲストキャラクターは操作を行えなかったが、本作では主人公たちと同じように操作できるようになった。召喚獣が扱いやすくなったため、強力な必殺技を思い通りの場面で繰り出せるだろう。

 このほか、宝箱の配置がわかりやすくなったり、ボス戦のフィールドに新たな宝箱が追加されたりと、より遊びやすいよう細かな部分が無数に改良されている。ガンビットやアイテムも多数追加されているとのことだ。

 さらに、ゲーム速度が早くなる倍速モードや、やり込み要素(詳細はまだヒミツ!)がたっぷり追加されている。「FF XII」を遊び尽くしたプレーヤーでも、楽しめる要素はかなり多そうだ。

 試遊台は、特に専用のソフトが用意されたわけではなく、製品版がそのまま遊べた。オープニングからゲームを楽しめるほか、いくつか用意されたセーブデータをロードして、ゲームの山場を短時間で楽しめるようになっていた。

 注目は、新しく追加された「Trial」モードだろう。これはいわゆる「ボスラッシュ」モードで、本編に登場したボスやMOBなどの個性的なモンスターとの連戦を楽しめるというモノだ。状態異常や体力がそのままの状態で次の戦いに挑む形になるため、生き延びることを主眼とした戦略が求められるだろう。

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