プレイアブルタイトル多数、ほぼすべてのブースで長蛇の列「SQUARE ENIX PARTY 2007」ブースリポート(後編):スクウェア・エニックス「SQUARE ENIX PARTY 2007」:(2/2 ページ)
初日の「SQUARE ENIX PARTY 2007」のブースリポート後編では、「ファイナルファンタジー」関連ブースを中心にお届けしよう。
「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト」ブース
「FFCC」シリーズ最新作はDSで登場。序盤のシナリオが楽しめるシングルプレイ、対戦が楽しめる「クエスト編」、4人協力プレイが楽しめる「フリー編」と、3種類の試遊台が用意された。マルチプレイ用の試遊台である「クエスト編」と「フリー編」の両方をプレイすると、“モーグリ・ステンドグラスマスコット”がプレゼントされる。
シングルプレイの試遊台は、物語の導入から、ダンジョン“裏山の洞窟”での冒険が楽しめる。本作はアクションRPGで、敵への攻撃だけでも、「剣での斬りつけ」、「敵に乗っかって踏みつけ」、「敵を持ち上げて斬りつけ」、「持ち上げた敵を壁にたたきつける」、「空を飛ぶモンスターにジャンプで飛びついて攻撃」……と非常に多彩だ。
プレイ感はアクションゲームに近く、移動もキビキビしており、動かしているだけでもかなり楽しい。ダンジョンには、鍵(というより大きなブロック)を台座にはめ込むと扉が開いたり、大きな岩を転がして壁にぶつけ、新たな道を切り開く……という感じで、ギミックが豊富に用意されている。パズル的な謎解きも楽しめるのだ。モーグリからもらったスタンプカードに、各地にいるモーグリからスタンプを押してもらうスタンプラリー的なシステムもあるようだが、体験版なのでスタンプを押してもらえなかった。残念!
「FINAL FANTASY 20th Anniversary」ブース
「FF」シリーズ20周年を記念して、今まで発売されたすべての「FF」シリーズを時系列に沿って紹介している、資料的価値の高いブース。1986年の初代「ファイナルファンタジー」から、2007年に登場予定の最新作まで、ズラリと並んだパッケージは壮観である。一部のタイトルは映像も流されており、懐かしさがこみ上げてくるファンも多いのではないだろうか。クレーンゲームの景品や攻略本、フィギュアなど、「FF」に関連するグッズも多数紹介されていた。
さらに、付箋にメッセージを書いて貼り付けられるコミュニケーション・ボードも設置されていた。貼り付けられたメッセージは、開発スタッフに届けられるそうだ。感謝の言葉や今後の要望など、「FF」に関する愛を思う存分打ち付けてみてはいかがだろうか。なお、PSP版の「ファイナルファンタジー」ならびに「ファイナルファンタジー2」の映像も出展されていた。
発売済みの新作も多数出展
4月26日に発売されたDS用RPG「ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング」に、5月10日に発売されたPSP用シミュレーションRPG「ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争」のブースも設置。発売済みのソフトであるにもかかわらず、両者とも長蛇の列が絶えることはなかったほどの人気っぷり。
なお「FFT 獅子戦争」は、シングルプレイのほか、対戦プレイが楽しめる試遊台も用意。対戦プレイで勝利したプレイヤーには、ポスターがプレゼントされる。
「ファイナルファンタジーXI」ブース
サービスインから今年で5周年を迎える「ファイナルファンタジーXI」は、最大規模を誇るブースを設置。常時ステージイベントを開催するほか、参加型のゲームもたくさん用意されていた。終始混雑が緩和することはなく、イベント中で一番熱気を感じられたブースに感じた。
本ブース一番の目玉は、新たな拡張パック「アルタナの神兵」の発表会であろう。ロゴ自体はブースの上で終始クルクル回っていたため、存在自体は多くの人に知られていたが、詳細が語られたのは、午後2時15分より開催された開発者のトークセッションイベントにおいて。初公開となるムービーは、今までの名場面を振り返りつつ、新エリアを(少しだけ)紹介する内容となっている。発売時期も、2007年の冬と発表された。このムービーは、本作の特設サイトで公開されているので、まずは目を通してみると良いだろう。
ブースでは、「サラヒム・センチネル幕張支社」というゲームが楽しめた。これは、ブース内で6人前後のパーティーを組み、ブースにいるNPC(係員)から出題されるクエストをこなすというもの。ゲーム中で知らない人とパーティーを組んで遊ぶあのプレイスタイルを、リアルでやってみようという、なんとも「FFXI」らしいイベントに思えた。ちなみにクエストの報酬としてもらえる「宝のコイン」は、「ランダムディール」というイベントで使用する。
ランダムディールは、コインを入れてレバーを回せば、カプセルに入った景品がランダムで一つ出てくる技術の粋を集めた最新マシン。というか、ガシャポンに限りなく近い。景品はピンズほか、ゲーム内アイテムのノマドモグロッドや、キーボードやマウスといったPCパーツなど、多彩な種類が用意されていた。
また、ブースの壁には先だって募集されたファンアートを24点展示。このファンアートの人気投票も行われていた。
続いて、イベントステージの内容を、駆け足で紹介していこう。「幕張フレンドパーティー」では、今までのイベントで登場したBCや特別なバトルを、再び楽しめるという内容。会場内で参加者を募った即席パーティーで、強力な敵に挑むのだ。過去のイベントでは敵がかなり強く設定されており、参加者は苦戦の連続だったが(ある意味「FFXI」らしいといえるケド)、今回は全体的に難易度を下げているとのことだ。
「トークセッション」は、おなじみプロデューサーの田中氏やSage Sundiほか開発者が多数出場。前述の「アルタナの神兵」のお披露目ほか、開発秘話を含めたトークを多数展開した。プレーヤーからのお便りに答えるコーナーでは、「プロマシアミッションがまだ難しいので緩和して欲しい」、「サルベージやナイズル島が難しすぎる」、「神威の耳は取り直せるようになりませんか?」という、直球すぎる要望が多数紹介され、来場者の笑いを誘っていた。なお、ここで紹介した要望は、6月のパッチで調整される予定だそうだ。
また、実装当初はNMからのドロップだったものの、“不思議な人”たちが多くなってきたため、やむなくBCの戦利品へと変更された、スピードベルトやキャシーイヤリングといったレアアイテムについても言及。今まで詳しく語られなかったBCでのドロップ率も、「10回やれば4割ぐらいで入手できるかも? ぐらいの確率」と、結構具体的な数値を明らかにしてくれた。
「コスプレコンテスト」は、約20名が参加。どの参加者も非常にクオリティが高かったが、一番インパクトがあったのは「LandWarm」ではなかろうか。その巨大さと、ゲーム中のミミズそっくりの動きが評価されたのか、コンテストで見事優勝を飾っていた。ほかにも、からくり士の相棒であるオートマトンやマンドラゴラ(セスタス系の武器を装備していたのでTom Tit Tat?)など、人型以外のコスプレが多かった印象を受けた。
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