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PS3システムソフトウェアVer.1.80へアップデート

SCEJは5月24日、PS3のシステムソフトウェアをバージョン1.80へアップデート。DVDのアップコンバート出力やDLNAクライアント機能、メモリーカードへのセーブデータ書き戻し機能などが追加された。

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「DVDのアップコンバート出力」機能が追加されたことで、PS規格ソフトウェア/PS2規格ソフトウェア/DVDの映像をHD解像度にアップコンバートして出力できるようになった

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは、プレイステーション 3(PS3)のシステムソフトウェアを5月24日、バージョン1.80へアップデートした。

 今回のアップデートでは、SD解像度(480p/480i)で記録された映像を、HD解像度(1080p/1080i/720p)に引き伸ばして表示することが可能な「DVDのアップコンバート出力」、DLNAサーバー機能を持つパソコンやハードディスクレコーダーなどに保管してある画像、音楽、および動画ファイルを、ネットワークを経由してPS3で再生できるようになる「DLNAクライアント機能」、USBプリンタを接続して画像を印刷できる「フォトの印刷」、そして「インターネット経由でリモートプレイができる」などの機能が追加された。

 また、「メモリーカードへのセーブデータ書き戻し機能」も追加されている。これにより、PS3ユーザーは、メモリーカードアダプター(別売)を経由してプレイステーション、およびプレイステーション 2規格ソフトウェアのセーブデータを、メモリーカード/プレイステーション 2専用メモリーカード(8MB)にコピーできるようになった。

 このほかにも、ホットスポットなどと呼ばれる公衆無線LANサービスのアクセスポイントから、自宅のPS3にインターネット経由で接続。PS3を接続待機状態にしておくことで、自宅から離れた場所からリモートプレイをすることができるように。「BD/DVD設定」に「BD 1080p 24Hz出力(HDMI)」や、「ディスプレイ設定」に「RGBフルレンジ(HDMI)」や「Y Pb/Cb Pr/Crスーパーホワイト(HDMI)」などが追加されている。ミュージック CD情報が編集できるようになったり、スライドショーに新しい表示パターンが追加、画像をズーム表示したりトリミングすることができるようになったりと細かな変更もされている。詳細はこちら

「DLNAクライアント機能」の追加によって、DLNAサーバー機能を持つパソコンやハードディスクレコーダーなどに保管してある画像、音楽、および動画ファイルをネットワーク経由で再生できるようになった
「フォトの印刷」機能の追加により、USBプリンタを接続して画像を印刷できるようになった。機能を使うには、あらかじめプリンタの設定をしておく必要がある
「メモリーカードへのセーブデータ書き戻し」が可能となったことで、PSおよびPS2規格ソフトウェアのセーブデータを、メモリーカード/PS2専用メモリーカードにコピー可能になった
アップコンバートとは、SD解像度(480p/480i)で記録された映像を、HD解像度(1080p/1080i/720p)に引き伸ばして表示する機能。プレイステーション/プレイステーション 2規格ソフトウェアや、市販のDVDビデオはSD解像度で映像が記録されているため、アップコンバート出力を有効にすることでより高解像度の映像を楽しめる。
DLNA(Digital Living Network Alliance)とは、パソコンやハードディスクレコーダー、テレビなどのデジタル機器をネットワークでつないで、別の機器にあるデータを利用できる仕組みのこと。

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