EA「バトルフィールド オンライン」をアジア各国で展開すると発表
エレクトロニック・アーツは、EA DICEブランドをNeowiz Gamesと共同開発し、アジアのオンラインゲーム市場に参入すると発表した。その第1弾が「バトルフィールド オンライン」となる。
エレクトロニック・アーツ(以下、EA)は本日、EA DICEが制作するブランドタイトル「バトルフィールド」をアジアオンラインゲーム市場にて展開する予定であると発表した。
「バトルフィールド オンライン(仮)」は、戦略的業務提携を進めているEAとNeowizによる共同開発で、Neowiz Gamesが韓国での独占販売権を取得している。本作は、今後数週間のうちに中国、日本、台湾を含むアジア各国での展開も予定されている。
「バトルフィールド」は、2002年発売の「バトルフィールド1942」を第1作とし、実在もしくは架空の戦争をテーマしたチーム制のファーストパーソン・シューティングゲーム。開発はスウェーデンのゲームソフトメーカーの「ディジタル・イリュージョンズ・クリエイティブ・エンタテインメント」(以下、DICE)となっている。
この発表は、「EA SPORTS FIFA Online」に続いて、EAが「Warhammer」や「バトルフィールド」などで、急速に成長しているアジアのオンラインゲーム市場での展開を拡大して行くことを示唆している。
EAとNeowizは2006年、EA SPORTS FIFA Onlineの発売を目的に提携を交わし、現在490万人の登録者数を抱えるほどのタイトルへと成長させた。それをきっかけに2007年3月には、EA SPORTS FIFA Onlineに加えて4つのアジア向けオンラインゲームの共同開発を目指して業務提携を結ぶ事となった。「バトルフィールド」はその提携のうちの最初の1本となる。
本作は、ソーシャルネットワーキングやクランサポートなど、タイトルが元来持つコミュニティ要素はそのままに、オンラインゲームとしての新要素を体験できることになる。
この発表に関してEA DICEのジェネラル・マネージャー、Patrick Soderlundは「我々は欧州、北米においてBattlefieldのコミュニティの成功を経験してきました。そして、アジア市場のためにNeowiz Gamesという才能ある開発チームと共同開発を始められる事を大変嬉しく感じています。この事は、バトルフィールドがより価値ある最新のゲームシステムを取り込み、新しいオンラインゲームの形を切り開く事でマスマーケットへもアピールして行ける素晴らしい好機です」とコメント。Neowiz Games CEOのKwan Ho.Choi氏も「EAとの提携が、韓国で興味深い可能性をもたらす事になる」と成功を確信していると発言している。
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