マザーシップタイトル「テイルズ オブ イノセンス」はニンテンドーDSで――PS2、PSP、Wiiでも新作を発表:「『テイルズ オブ』シリーズ2007年度ラインナップ発表会」(2/4 ページ)
7月20日、バンダイナムコゲームスから発売されている「テイルズ オブ」シリーズの新作発表会が開催された。ニンテンドーDS「テイルズ オブ イノセンス」を含む新作4タイトルが発表された。
そして発表されたマザーシップタイトル最新作――「テイルズ オブ イノセンス」
続いて登場したのは、大館隆司クリエイティブ プロデューサー。「テイルズ オブ イノセンス」(以下、イノセンス)のムービーからまずは紹介(来週から「テイルズ チャンネル」で公開されるそうだ)。発売は2007年冬を予定。
「イノセンス」という言葉には「純真・無邪気・無垢」という意味があるそうで、このキーワードがゲームのテーマに織り込まれているとのこと。シナリオは、これまでシリーズにかかわってきたメンバーにより書き起こされているそうだ。なお「イノセンス」の開発はアルファ・システム。同社は「テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー」を担当していたが、これとあわせて開発が進んでいたそうで「結構長い期間かけていたんじゃないかと思っている」(大館氏)。アルファ・システムといえばやり込み系が強い開発会社、と大館氏は前置きしながら、「2周目引き継ぎとか、やりこみ要素には期待してほしい。発売日は12月くらいになるんじゃないかと思っているが、そこから始めて春くらいまでは十分遊べるはず」(大館氏)。
そしてキャラクターデザインはいのまたむつみ氏。ただしスケジュールの関係から担当が難しかった可能性もあったようだが、いのまたさんは本作の主役を務める声優の木村亜希子さんのファンで、木村さんの名前を聞いたとたんに二つ返事でOK、となったそうだ。なお今回は、これまでのシリーズと違う、身近に感じる世界観でのキャラクターをイメージしてほしいと依頼したとのこと。「イメージとしては19世紀後半くらい」(大館氏)。そのため、これまでのシリーズとはちょっと違った色使い、雰囲気になっている。
フィールドは3Dフルポリゴンで表現されるそうだが、「社内でもニンテンドーDSでそこまでできるの? 言われたりするのだが、吉積ゼネラルマネージャーからもあったように“挑越”をテーマとして取り組んでいる」(大館氏)。
バトルシステムだが、「ディメンション ストライド リニアモーションバトルシステム(LMBS)」とのこと。これは「テイルズ オブ ジ アビス」の「フレックスレンジ-LMBS」と「テイルズ オブ デスティニー」の「エアーリアル-LMBS」を融合したものだそうだ。テーマソングを担当するのは、シンガーソングライターであるKOKIAさん。
「今回はボイスに力を入れた」と大館氏。1GビットのROMを利用するそうだが、容量ぎりぎりまで使って作っている最中だとか。「フルボイスではないが、序盤を聞くとフルボイスかと錯覚するくらい」(大館氏)。
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