「戦国BASARA2」ドラマCD3部作最終盤収録後インタビュー
10月24日は発売される「戦国BASARA 〜漆黒!本能寺の変〜ドラマCD」の収録が行われた。今回、キャスト5人にお話をうかがった。
カプコンより発売されている「戦国BASARA2」の最新ドラマCDの最終盤「戦国BASARA 〜漆黒!本能寺の変〜ドラマCD」が10月24日に発売される。その収録現場にお邪魔して、最終盤を収録し終えた感想をうかがった。今回、インタビューできたのはキャストの中井和哉さん(伊達政宗役)、保志総一朗さん(真田幸村役)、森川智之さん(片倉小十郎役)、若本規夫さん(織田信長役)、速水奨さん(明智光秀役)の5人。
「戦国BASARA2」のドラマCDとしては最終盤となる今回では、ようやく物語は集結へと進むという。果たして、どんなドラマが展開されるのか?
―― 収録を終えた感想は?
中井氏 ずっと伊達政宗と関わってきて、今日が大きな区切りとなりました。今はほっとしています。あぁ、終わったなという気持ちでいっぱいです。
保志氏 まだ終わってほしくないけど、無事終えて安心しています、収録も一気に駆け抜けた感じで、楽しかったです。
森川氏 最終版ということで思い切りやりました。明日の朝、(思い切りやりすぎて)声がどうなっているのかは分かりませんが、今は気分がいいです。
若本氏 機嫌よく明智光秀に斬られました。あぁいう死に方はいわゆるひとつの死の美学といえますね。ありがとうと言いたい。
速水氏 終わってみて思うのは、なんだったのかと疑問も……。信長を討つのはいいとして、伊達政宗と真田幸村の2人がかりで倒されたのはいかがなものかと(笑)。とりあえず今夜はぐっすり眠れそうです。
―― 今作で印象に残ったシーンなどは?
中井氏 口では信長を討つと思っていたけど、自分的にはあの信長を倒すのは無理だろうと思っていました。だから、光秀に討たれたのをみて、「あぁ、こうすれば魔王は倒せるんだな」と感心しました。
若本氏 だって、あれって後ろからやられたんじゃないの? 君たち(政宗と幸村)はさ、信長にこてんぱんにやられたくせに、信長を倒した光秀を倒すってのはどういう力関係になってんのかね。
全員 (笑)
中井氏 とにかく、2人の戦いを見ているのは楽しかったですね。
保志氏 中井さんとかぶるのですが、客観的に光秀と信長の戦いは面白かった。2人の戦いの際は、政宗も幸村も気絶しているので、ほとんどお客さん状態で見れて興奮しました。ちょっと違った独特な対決が面白かったですね。自分の関連では、最後になってさらに心をひとつに(政宗と)協力できた気がして気持ちが良かったですね。
森川氏 今回の見せ場は、幸村と剣を交えるところがありまして、そこでの会話ですね。俺を越えていけ! って対したら、越えていかれました(笑)。気がついたら、政宗様がやってくれたなと。小十郎も光秀に後ろからバッサリとやられてますが(笑)。
若本氏 光秀は後ろからが好きだな。光秀との斬り合いも興味深いのですが、好きなのはお市と濃姫の死を光秀から聞かされるところがあるのですが、台本には特に何も書かれていないのですが、僕は自分の信長として2人への情感を乗せて見せたかった。信長も人間であるということを表現したかったので、好きなシーンでもあるし、好きなセリフとなりました。
速水氏 ぶつかり合いはいいシーンでしたね。光秀の持つ恍惚感を表現できたかなと。本作を時代劇たらしめたのは能のようなシーンからだと思っていて、印象に残っています。
―― 他のキャラクターのセリフで言ってみたいものはありますか?
若本氏 僕が光秀だったら、その恍惚感ってものをやってみたいですね。
中井氏 個人的にはあまり人の上に立つタイプではないので、小十郎の方がお役に立てたかと思っています。
保志氏 政宗の必殺技は言ってみたいですね。ギャップがすごいですから。
森川氏 いつも政宗と一緒にいるので、いい加減あの英語をしゃべって見たい。もしくはつっこみを入れたいですね。互いにオーライ! とか言い合ったり(笑)。
速水氏 信長の「是非もなし」はやってみたいというよりも、もう一度聞いてみたい。
若本氏 「是非もなし」ね。あんな風に笑いながら死んでいってみたいですね。
―― ユーザーへひとことお願いします。
中井氏 熱意がこもった作品となっています。「BASARA」を愛してくれている方に、現時点での決定版を聞いてもらいたいです。
保志氏 まさに完結編です。政宗と真田がどうなっていくのか、今後あるのか分かりませんが、応援してください。
森川氏 やるだけのことはやって悔いはありません。うまく勝ちどきをあげられたかは10月24日に手に入れて確認してください。
若本氏 本作の監督は我々にとって厳しい演出をする方で、細かいところまで演出されてて、とてもいい仕上がりになっています。ぜひ聞いてもらいたいです。
速水氏 男と男のドラマが好きな女性の方、時代劇の好きな男性の方、すべからく楽しめるものとなりました。ぜひ濃いドラマなので、寝る前ではなく、「さぁ、聞くぞ」と構えて聞いてください。
―― ありがとうございました。
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