まったく新しい進化を遂げた「GT」――「グランツーリスモ 5 プロローグ」:東京ゲームショウ2007(1/3 ページ)
東京ゲームショウ2007のソニー・コンピュータエンタテインメントブースで、「グランツーリスモ 5 プロローグ」の発表会が開催された。プレイステーション 3というマシンに加えて“ネットワーク”を得た「GT」は、以前と比べて大幅な進化を遂げている。
東京ゲームショウ2007のソニー・コンピュータエンタテインメントブースで、「グランツーリスモ 5 プロローグ」の発表会が開催された。登壇したのはもちろん、ポリフォニーデジタルの山内一典氏。山内氏はまず、発売日が12月13日であること、Blu-ray Disc版とPLAYSTATION Storeからのダウンロード版の2つの形態で同時に発売されることを紹介した(関連記事参照)。発売日をこの日に設定したことについて山内氏は、「『グランツーリスモ』シリーズはこれまで10年間の歴史があるが、『グランツーリスモ』がリリースされて販売店の店頭が盛り上がり、その結果さらに『グランツーリスモ』が世の中に出ていくという経験があったから。今回も年末まで販売店の店頭を盛り上げたい」と語る。
なお、10月20日よりダウンロードが開始される無料体験版だが、こちらは10月24日より開催される「東京モーターショー」を意識してのこと。東京モーターショーの初日に発表される新車が、ゲーム中にも用意されている。「10月20日当初は、一部の車しか姿を見ることができないし、プレイすることもできないが、10月24日から順次、収録された車のベールが取れていく。東京モーターショー初日には“それなりに大きな出来事”が起きるようにいまから準備している」(山内氏)。
これまでの「GT」とは異なるインタフェースに
「グランツーリスモ 5 プロローグ」のメニューだが、これまでのシリーズとは大きく異なり、PCのデスクトップのような「MyPage」となった。「MyPage」上では、左にはカレンダーがあり、壁紙と自分の愛車、右上には時計、そして下にはレースやディーラーといったメニューが並ぶ。これについて山内氏は「オンラインでの『グランツーリスモ』を僕らなりに考えた結果」と語る。ユーザーごとにインタフェースが用意されるとともに、もちろんカスタマイズが可能だ。
「MyPage」右上に配置されている時計は、ユーザーがプレイしている地域の時刻が表示される。また天気や気温もあわせて表示。オンライン上でレースをして知り合った人たちの住んでいる場所も分かるようになっている。カレンダーには、「グランツーリスモ」のオンライン上で企画されるイベントなどのスケジュールが表示される。「My PageはフルHD、1080pでの表示が可能で、リアルタイムのレンダリングとなっている」(山内氏)。
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